Special EFX「Masrepiece」Shanachie(5054)'99 - U.S.A
Chieli Minucci(g,key,pgm) David Mann(ss,ts) Barry Danielian(tp) Jerry Brooks(b) Lao Tizer(pf) etc.
○太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

参加メンバーを見て、誰か足らないことに気がつきましたか??
C.Minucciの相棒のGeorge Jindaがおりません.別に彼は脱退した訳ではありません.
ライナーによると、神経系の障害で全身麻痺の状態で入院中らしいです.それも相当な重症らしく、肉体的機能は殆ど失われた、、、とライナーにあります.早く復帰して欲しいものです.ライナーには彼の連絡先が載っていました.参考までに載せます
「George Jinda needs your prayers and supports,Please send donations to:」....ライナーより

George Jinda
C/O SHACHIE ENTERTAINMENT
13 LAIGHT ST.6TH FLOOR
NEW YORK.NEW YORK 10013.USA
さて、作品の内容に移ります.
C.Minucciの色が濃くでていますねぇ.ダンス系のスムース系のサウンドは以前より薄くなり、C.Minucciの持つメルヘンチックで幻想的な雰囲気が戻りつつある様なサウンドです. D.Mannを迎えて、ここ数作の様なダンサブルな曲やケニーG/A.Porter/W.Hill/D.Koz系のサウンドもあります.しかしこのバンドの初期の様な透明感ある幻想的なサウンドもみられ、打ち込み系のサウンドとマッチしてます.それが如実に出ているのがタイトル曲の1曲目で、ストリングス系のシンセが幻想的でメルヘンチック雰囲気を作り、G.Jindaのパーカッション風な細かいリズムに載って、ソプラノサックスが宙を舞ます.ナチュラルな音色のギターがそれに絡んで一種の緊張感を与えます.このバンドの中期以降の方向転換したスムース系の本流とも言える様なサウンドと、彼らの個性であった幻想的で繊細なサウンドがマッチしてます.
方向転換したサウンドは、好きではないのですが、この一曲目に見られる様な初期のサウンドとFusionしたサウンドは、このバンド特有のものであり、タイトル通り「名作」ですねぇ.
全体的にポップな感じでメロディアスな作品も多く、これは邦楽ファンや初心者に絶対受ける作品です.
☆皮肉なことに方向転換した彼らの作品の中で一番好きかもしれませんねぇ.買いッ!!(アスワン)
   
Slow                 Speedy
Light               Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                 Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative                   Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay

\2,290  4/30/99 at 新宿タワー