The Mahavishnu Orchestra「The Lost Trident Sessions」COLOMBIA(CK 65959)'99 - U.S.A.
 
 John Mclaughlin(g),Jerry Goodman(vln),Jan Hammaer(key),Rick Laird(b),Billy Cobham(ds)
 

           ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
           ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系  
           ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)  
           ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系  
           ○ブルース系          ●ロック系       

 ジョン・マクラフリン率いるマハビッシュヌ・オーケストラの未発表曲です。
なるほど、こういう吹き込みもあったんですね。今までライブ「虚無への飛翔」に収録された曲がそれまでの作品には吹き込まれて無かったので不思議に思っていたのですが、その疑問が晴れたような気分です。
 ただ、この作品が今まで発表されなかったのは不思議にも思えますが、実際に聴いてみるとライブと比べてどうしても大人しい演奏で、それもパワーが充満していた1st、2ndと比べてもやや落ち着いた感があります。(あくまでも比較した場合)もしも、この作品がその当時にリリースされたとしたら、ちょっと地味な作品と言うことで評価が落ち着いてしまった恐れもあります。
 しかし、逆に考えるとむしろあのパワーで押しきった演奏が今の時代ではやや時代遅れで、今の耳には本作の演奏の方が新鮮に感じます。ある意味ではこのバンドが円熟していった様子を捉えていますし、ここでの曲がliveでは暴れまくる訳ですから、当時のマハビシュヌ・オーケストラの凄さが今改めて感じられる気がします。

 マハビシュヌ・オーケストラは今は無きFUSIONのスーパー・グループということで色々な評価がされてます。その中でもあの時代だからこそ出来た’時代のあだ花’という評価が良い意味で結構言い当てている気がしてたのですが、またその評価を考え直す契機になるような未発表曲のリリースでしょう。

# マクラフリン・フリークには本当に嬉しい作品です。(TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow       Hard
Lyrical           Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative           Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay