Earl Klugh「Peculiar Situation」windam hill jazz(01934-11383-2) '99 - U.S.A

 Earl Klugh(g,key),Al Turner(b,dr),Lenny Price(sax),
   【guest:Roberta Flack(vo),Greg Phillinganes(el-p),Rick Williams(g),
    Gay Brown(bc-vo),Cindy Mizell(bc-vo) 】

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか 系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

 ジャケットは随分レトロですが、内容は最新の作品です。アール・クルーもウィンダム・ヒルに移籍したようで、本作がその第一作になります。
 内容はパーソナルの3人が打ち込み、オーバーダブで作ったサウンドになっていて、1曲だけロバータ・フラックのボーカル物が入ります。
 多分、打ち込みを多用しているせいで前作よりもサウンド的にまとまりがあるのですが、逆にそのまとまりの為にサウンドがシンプル過ぎる感じがします。あたかもカラオケをバックにクルーがギターを弾いているという雰囲気で、個人的にはチョット淋しいです。アール・クルーの近作はさほどインタープレイがある訳では無いのでこういう作り方も可能ではあったのでしょうが、いざ打ち込み主体で作られると何か物足りなく、前作「Journey」と比べてもその差が歴然としています。
 ただし、これも最近のサウンドのトレンドですし、またクルーの作品にしてはSAXを効果的に取り入れているのが思いがけない聞き所になってます。それと聞いているうちに耳になじんで来るのはさすがで「クルー快心のスムース系」と言えるかもしれません。

# ドライブのお供にとか、BGMには良い作品・・・でしょうけど。(TKO)
 
 

   
Slow             Speedy
Light             Heavy
Mellow         Hard
Lyrical           Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative           Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay