Peter Erskin「Juni」ECM(ECM1657 539 726-2)'99 Germany

   Peter Erskin(ds),John Taylor(p),Palle Danielsson(g)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽 やか系の中間 
  ○R&B        & nbsp;        ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系   & nbsp;    □カリプソ系) 
  ○ユーロ系        & nbsp;   ●JAZZ系          ○JAZZと FUSIONの中間系 
  ○ブルース系        & nbsp; ○ロック系       ●ECM系 

 ピーター・アースキンがECMレーベルからリリースする作品はどれも同じメンツのピアノ・トリオなのですが、いつもどう聴いてもアースキンのリーダー作には聴こえない、とても美しいヨーロッパ系ピアノ・トリオの作品になってます。今回もその路線上にあり、美しくも耽美なピアノが聴けますが、曲によっては多少freeっぽいというか、トリオによるインプロビゼーションなっているのが今回の特徴です。
 ピアノのジョン・テイラーはAzimuthというバンド(fusionでは無い方)のメンバーで、そちらがtp、p、voという変則編成なのに対し、こちらのアースキンのトリオは通常形態のピアノ・トリオ(p,b,ds)がレギュラーに聴けるのでジョン・テイラー・ファンからすればハズせない作品です。むしろ僕なんかは「アースキンのECM盤=テイラーのピアノ・トリオ」という図式でとらえてます。
 それにしてもこのトリオは今回で4枚目なのですが、そのトリオとしてのチームワークが良く、演奏もまるで3人で対話しているかのような演奏が楽しめます。そういう意味ではECMでピアノ・トリオというとキース・ジャレットの黄金トリオがすぐに浮かぶのですが、それに匹敵するくらいこちらのトリオも素晴らしいです。

# あくまでもピアノを楽しむ作品!アースキンは・・・地味です。(TKO)

   
Slow               Speedy
Light               Heavy
Mellow               Hard
Lyrical                   Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble                 Interplay