the J.B.'S Reunion 「Bring The Funk On Down」Pヴァイン(PVCP-9108)'99 - Japan

 【JB'S】
 Fred Wesley(tb),Alfred "Pee Wee" Ellis(ts),Maceo Parker(as),
 William "Bootsye" Collins(vo,g),Clyde Stubblefield(ds),
 John"Jabo"Starks(ds),Bobby Byrd(vo),St. Clair Pinckney(ts,fl),
 Wilbert Longmire(g),Reginald Ward(g),Bruno Speight(g),Roland Lester(g),
 Lester Jordan(key),Johny Davis(org),
 Edward Mitchell(b),Donald Seger(b),Fred Thomas(b),
 Johnny Giggs(perc),Russel Crime(tp),Richard "Kush" Griffin(vo,tp),
 Freddie Hendrix(tp,vo),Chris Cuzme(ts,vo),Ed Alstrome(vo),Joe Collier(ts),
 Sonya Starls(vo),Mike Johnson(vo)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ●ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

  近年のJAZZ FUNK流行でいろいろとJAZZ FUNKバンドが登場しましたが、やはり本家のJB'Sははずせない。JB'Sは当然JamesBrownのバック・バンドが独立したバンドですが、前述以外にもJAZZ/FUSIONへの影響は大です。そのJB'Sの久しぶりのアルバムがリリースされました。しかし、JB'Sとしては久しぶりでもJBホーンズ名義とか、フレッド・ウェズリーのアルバムなんか事実上JB'Sっぽいし、久しぶりの気がしませんけど・・・。(笑)
 ただ、それは良いのですが、参加と言ってもメイシオ・パーカー(as)は1曲のみ(それもボーナス・トラック)だし、ブーツィー・コリンズ(本当はb)は何でベース弾かないの?とか、ジャコで有名な「ザ・チキン」の作曲者ピー・ウィー・エリス(ts)も1曲のみの参加でと・・・だんだん元気なくなる陣容・・・。(居ないよりましだけど・・・。)

 しかし、この演奏を聴けばそれは野暮というものでしょう。とってもゴキゲンなFUNKサウンドあり、ブラスの攻撃あり、リズムの躍動感が味わえます。本作の目玉は何と言っても天才ドラマーであるクライド・スタブルフィールドの復帰!!クライドはジェームス・ブラウンの一番油の乗っていた頃のドラマーで、あまりに過酷なツアーに燃え尽きてしまった・・・以後は全然名前を見なかったので、2度と聴けない人と思っていただけに大感激。さすがにファンキー・ドラマー!鋭いキレのあるリズムが最高!!
 また、FUSIONファンでもなかなか知る人は少ないだろうウィルバート・ロングマイヤ(g)の参加も非常に驚いてしまいました。以前にタッパン・ジー・レーベルでボブ・ジェームスや、デヴィッド・サンボーンとかと共演したリーダー作を出してましたが、それ以来だと思います。実力の割になかなか表に出られなかった人だけに、この参加が何かの契機になるか?
 ・・・と見所があるとは言え、ここではフレッド・ウェズリー(tb)が完全にリーダーなのでしょう。全曲参加で非常に頑張ってますし、ファンクしてます。ジャボ・スタークス(ds)も最高にGROOVEです。雰囲気はかなり洗練されていて、泥臭いFUNKというよりは、割とfusionな演奏になってます。(ネんか言い得て妙?)

# ブラック/FUNKファン、集まれ!!(笑)  (TKO)

   
Slow             Speedy
Light             Heavy
Mellow           Hard
Lyrical             Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay