増尾好秋「Are You Happy Now」OMAGATOKI(OMCZ-15)'98 - JAPAN

増尾好秋(g)  Larry Goldmgs(orgn)  Lenny White(drs)

●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ●JAZZ系  〇JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系  

  「Saling Wonder」をひっさげて、Jazz畑からFusionに乗り込んだのが78年ですからもう20年もたちました.エレクトリックバードレーベルの第一段の作品でした.このアルバムを聴いたときの感動は、20年前というよりつい最近の様な気がします.(やっやばい、オヤジになったか!!) その彼も「Good Morning」という邦楽Fusionの最高傑作といっていいほどの作品で、絶頂期でした.(この作品はFusionファン必修科目です.特に邦楽ファンは)最近では余り耳にしなくなって、どうしたんだろう??といつも気になっていました.
  ようやく復帰したら何と、昔に戻ってオルガンを入れたトリオ編成のJAZZです.内容は増尾の持つ明るさがよく出ている、軽めのお洒落なJazzと、ハードなスピード感あるスリリングな曲と2種類のタイプがあります.殆どが、以前のFusion時代の様な明るく軽めのサウンドが中心です.以前もそうでしたがアルバムの中に必ず、スリリングな曲が一曲は入ってましたから、構成的に以前と変わらないですねぇ.
  ソロのフレーズや彼の作る曲は、昔の彼と同じ様な感じで、増尾自信をよく表現していると思います.ただ、彼の作品を聴いて、Fusionにのめり込んでいった時代を過ごしましたから、まぁちょっと寂しい感じがしますねぇ.その頃、流行だったトロピカルサウンドを引っ提げて復帰して欲しかったなぁ..というのが本音です. 彼にしてみれば、昔取った杵柄なんでプレイは安定し、コロコロ転がる様な淀みのないフレジーングが湧き出て、気持ち良いギターです.ちょっとJazzは苦手という人にも抵抗なく受け入れられる軽さと明るさを持っています.
☆次は「Good Morning」路線の作品を出して!! (アスワン)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay

\2,835  12/05/98 at 渋谷タワーレコード