NYのボトムラインでのライブで、彼とはお馴染みのメンバーにドクタージョンがボーカルで参加してます.また、新進気鋭だったマーカスミラーも参加してます. サウンドは「Intimate Stranger」の後半(B面)と「Street Beat」のサウンドを足して2で割った様なサウンドで、ビートの聴いた曲やバラード、ドクタージョンのブルージーなサウンド、Stuff風R&Bのサウンドがトム・スコットの明るいサックスに包み込まれています. 実は、当時この作品は私にとって、インパクトがある作品ではありませんでした.確かこの作品が出る1年前だったか2年前にT.スコットが来日した模様を放送したFMチェックのライブの方がライブとしては強烈な印象があったからです. 「Street Beat」で派手に登場し、R.ティのエレピが美しい「Breezin' Easy」を演奏したライブを聴いてましたので、なんかこの作品には物足りなさを感じてました. でも十何年振りで聴くこの作品は派手さこそはないものの、バックを演奏する各人の個性.そしてそれをうまくまとめてあげているT.スコットのサックスの巧さ、そしてマーカスのリズムは一番脂がのっていた時期のT.スコットの貴重な姿を記録したものといえましょう. 私個人の考えだが、T.Scottが一番輝いていたのは、「Desire」迄と思っているのでその絶頂期のライブは貴重な資料とも言えるかもしれません. ☆勿論、脳味噌錯乱級!!買いッ!!(アスワン)
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