Brian Bromberg 「You know that feeling」Zebra(ZD 44007-2)`98 - U.S.A.
Brian Bromberg(stereo piccolo with pannning strings and fletted-b ac-b,piccolo-b), Jeff Lorber(kb), Rick Braun(tp), Joe Taylor(drs), Rob Mullins(key), Gregg Karukas(kb), Everett Harp(sax) Gary Meek(sax), Alex Acuna(perc) etc.

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系                                  

一曲目が同じレーベルで亡くなったZ.ブルーに捧げる曲. 彼の作品を思い出させる様な黒人系のサウンドです. で、次からびっくりです........てっきりギターサウンドだと思って、このCDを聴いた後にギタリストは誰だろうと思ってライナーを見るとギタリストがいない.??じゃぁあのギターの音は何??とライナーを見ると(Stereo piccolo....)というピッコロベースをギター風の音色が出る様に改造(?) した楽器の様です. この楽器を彼が弾いいるんですが、ギタリスト真っ青になる様な上手いソロを弾いてます. 速弾き(このレベルのプロのミュージシャンは速弾きが売りではないが)だけでなくフレーズの作りが上手く、ベーシストの発想を越えたソロです.この楽器で2曲目以降は前面に出ています.サウンドは明るく、メロディアスなスムース系です.リズム系の楽器の人のソロは、テクを前面に出した自分の楽器を前面に出した作品か、自分の楽器を引っ込めて全体のサウンド作りの為にコンポーザ/アレンジャーに精を出すという二つのパターンなんですが、今回の彼の作品はその二つに当てはまらない、新しいパターンです. てっきりギタリストがいるもんだと思って聴いた時の感想は、流行りのスムース系の音でつまんぇや..と思っていたのですが、ギタリストが不在でベースの延長の様な楽器でギターの音を出していることが分かってからは、サウンドの善し悪しは別として、評価に値する試みだと思います.ウェス風というか、S.ローリー風のオクターブ奏法の様な音も出せる様で一体この楽器はどんな形をしているのでしょう??リズム楽器奏者の3番目の表現パターンとしてのこの作品のコンセプトは、脳味噌錯乱級です.でもサウンドが売れ線の音で楽して作ってます.
☆ これでサウンドに個性とオリジナリティがあれば文句なく最大級の賛辞をするんですが (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay