○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ●ラテン系(■ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系やっと出ましたねぇ.70年代を代表するブラジリアンFusionの名作です. 1曲目の「AMAJOUR」はいかにも70年代の西海岸風のセンスを取り入れたサウンドで、H.アルパートのtpのテーマに続くG.デュークのエレピとユニゾンでAirtoのボイスのサビが魅力的です.この曲でのテナーのソロは当時はてっきりM.Breckerだと勘違いしてたことがありました.これは今は亡きJ.ファレルのプレイで明るい軽やかな曲調なんですが、鬼気迫るピーンと張りつめた様なプレイは山場を盛り上げます. 2曲目はアジムスでお馴染みの「Partido Alto」.常夏の夜をイメージさせる様な曲調にA.Johnsonのベースが絡んで、ちょっと不気味な雰囲気を作ります. 3曲目、「OPEN SPACE」は、A.Johnsonのベースのイントロから粘っこい感じのF.プリムのボーカルが入り、G.デュークのピアノソロに移ります.暑苦しい夏の夜を連想させます. 4曲目、「HEAT BEAT」も、A.Johnsonのベースのイントロで始まり、ディストーションの効いたギターとAirtoのボイスは、暑さを感じさせます.転調した後のシンセはクーラーをイメージさせますねぇ. 5曲目もアジムスの「TOQUE DE CUICA」.アジムスのオリジナルよりパーカッシブで軽やかです. 6曲目、「MOVE IT ON UP」はレゲエの曲.Airtoのよく通るボーカルが印象的です.ここでのJ.ファレルのサックスは、くだけてリラックスしたソロ. 7曲目はA.Johnsonの曲で、粘っこい伸びのあるギターは、強いていうなら松原正樹と高中正義を足して2で割った様な音色.ギター中心の曲です. 8曲目は、これまたアジムスの「TEMPOS ATRAS」.シンセの後に続くAirtoのボーカルはシンセの様な感じのテンポ良い曲. 9曲目、アジムスのJ.Bertrame自信の曲「It's not a Ballad」で、彼のフェイザーをかけた幻想的なエレピとF.プリムのボーカルの曲は、インプロビゼイションでやっている様な自由な二人のプレイです. 最後はAirto本人によるドラムとパーカッションの演奏で幕を閉じます. この作品は僕の学生時代の愛聴盤の一枚で、やっと日の目に当たったのでホッとしてます.全体的にイフェクターをかけたA.Johnsonのベースの音が印象的です. 同郷のアジムスの作品を多く取り上げて、彼らよりセンス良くまとめて いるのは、Airtoのセンスによるところでしょうか(またはアレンジャー)いずれにせよ、様々な人の才能を融合させ、自分の世界に作り上げたこの作品はAirtoの作品では最もFusionらしい作品で、彼の個性が十分に発揮されていると思います. ☆(アスワン) |
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Slow | Speedy | |||||||||||
Light | Heavy | |||||||||||
Mellow | Hard | |||||||||||
Lyrical | Cool | |||||||||||
Melodious | Out of melody/code | |||||||||||
Conservative | Progresseve/Tricky | |||||||||||
Ensemble | Interplay |