野獣王国 「パワージャングル」キング(KICP650) '98 - Japan
是方博邦(G、カリンバ),難波弘之(Key), 鳴瀬喜博(b), 東原力哉(Dr)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B                 ○ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(  □サルサ系        □カリプソ系)
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系          ●ロック系        


相性抜群のベテラン4人が集まってできた野獣王国、去年のインディーズより発売のライヴ盤の評判がよかったらしく、今年は晴れてメジャーからアルバムデビューとなったのがこの1枚。バンドの名前としては何度聞いてもとんでもないですが、サウンドは名前に負けずワイルド。とはいえメロディアスさもあって、わかりやすいつくりです。
1曲目のタイトルは、いきなり「ジャングル」。是方さんのカリンバの音が水がジャングルにこだまするかのような雰囲気を出してます。全体として、野性的な持ち味がスカッとさせてくれる。それでいて懐の深い暖かみも感じさせてくれるのがいい。エスニックテイストあり、スローバラードあり、激しいナンバーありと曲と演奏もすごく充実しています。私はピンと来ないのですが、難波さんご本人によるとプログレの要素も若干入ってるとか。「上を向いて歩こう」はすごく野獣らしさが出ていて好きですね。特に難波さんのオルガンのパーカッシブ??な両手を駆使したソロは、浮き浮きするような楽しさ。力哉さんのドラムには、なにか野性の本能的な強烈なノリがあってひきつけられます。
ベテランのバンドに時々感じることなのですが、同じメンバーで長年やっていることによるマンネリ傾向というのは、ある意味での宿命でしょう。野獣王国のいいところは、ベテランながらまだバンドとしての歴史も新しいし、メンバー全員が他の仕事もかなりやっている中での活動ということで、新鮮さがあること。
「濃い」けどうっとうしくない、勢いがありながら繊細さもある・・・そんな野獣メンバー渾身の1枚です。
☆かなり売れてるようです。J−FUSION派はもちろん、メンバーの誰かが 好きだったら絶対買い!(美芽)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay