熱帯ジャズ楽団 「II - September」ビクターエンタテイメント(vicj-60167) '98 - Japan
カルロス管野(prec.vo),田中倫明(perc),コスマス・カピッツア(perc),大儀見元(perc),神保彰(ds),高橋ゲタ夫(b),沢田浩史(b),塩谷哲(p.kbds),森村献(p.kbds),佐々木史郎(tp.flh),鈴木正則(tp.flh),松島啓之(tp.flh),奥村晶(tp.flh),中路英明(tb),青木タイセイ(tb),西田 幹(btb),近藤和彦(as.ss.piccolo),藤陵雅裕(as.ss),野々田万照(ts),小池修(ts),宮本大路(bs.ts.fl)
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B                 ○ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系
  ●ラテン系(  □サルサ系        □カリプソ系)
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグバンド系

熱帯ジャズ楽団は元オルケスタ・デ・ラ・ルスのカルロス管野さんを中心としたラテン色の強いなビッグバンド。当たり前なんですが、大所帯で実に楽しいサウンドです。カシオペアの向谷さんがよくブラスセクションを歯切れ良くキーボードで弾いてますが、ブラスセクションの本物ってこうなのね〜と目からうろこ。1曲目の「スパイ大作戦」のSALTによるアレンジ、ホーンセクションがキメたあとパーカッションがすかさず入っても、もうめちゃくちゃかっこいいのひとこと。パーカッション、そしてモントゥーノを弾くピアノというリズムセクションを基本に、分厚くもキレの良いホーンが入っていて、「ビッグバンドでラテン」というコンセプトが徹底されてます。タイトルチューンの「セプテンバー」が楽しさと聴きどころをがぎっしりつまってる感じでイチ押しです。神保さんにSALT・・・と参加メンバーはかなり豪華ですが、どちらかというよりソロよりもアンサンブルを楽しむタイプのアルバムという印象ですね。ラテンの明るさ、華やかさ+ホーンセクションの豪華さ、歯切れ良さがものすごくゴキゲンな気分にしてくれます。
管楽器をやってる人は絶対買いでしょう。(美芽)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay