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John Patitucci「Now」CONCORD JAZZ(CCD-4806-2)'98
- U.S.A. |
John Patitucci(b), Michel Brecker(ts), Chris Potter(ts), John Scofield(g), Bill Stewart(ds)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
ここのところ夏になるとベース奏者のリーダー作がなにかしら出ていて、それも夏の作品は、ベッタリせず、風通しの良いサウンドを持つようです。過去にはエディ・ゴメス、クリスチャン・マクブライドがクーラーの効いた部屋で聞くと気持良さそうな作品を出していましたが、この夏はジョン・パティトゥーチがリーダー作を出しました。これもまさに期待にしていたい風通しが良く感じるサウンドになっていて、ピアノレスなので楽器間の隙間があるように聴こえるからかもしれません。演奏は4ビート中心、雰囲気はコンテンポラリーなちょっとクールな感じのでJAZZでこのメンツで想像する音がそのままです。パティトゥーチほとんどの曲でアップライト・ベースを弾いていて、ソロは取るもののあまり出しゃばらず、かといって引っ込みすぎず、なかなかバランスが良い演奏です。また、ここではジョン・スコフィールドが素晴らしく、ソロにバッキングにはしゃぎまくっていて、マイルス・バンドに加入する以前のちょっとカッコ良い4ビートしてた時代を彷彿しました。saxは曲によって別々で、マイケル・ブレッカーは2曲だけの参加、クリス・ポーターは8曲。マイケルはたった2曲しか参加してないので物足りないですが、その代わりにポーターがなかなか良いsaxを聴かせます。ところでパティトゥーチは最後の3曲だけエレクトリック・ベースを弾いてます。ただ、これは却って作品の統一間を無くしています。そのエレクトリック・プレイによるジャイアント・ステップなど面白い演奏なのですが、ここでは作品としてはJAZZに統一した方が良かった。なかには4ビート・プレイのこの曲を期待する人もいるだろうし・・・。サービスなのでしょうけど。
#脇役ながら、キラリと光るジョンスコがかっこいい!!(TKO)
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