|
Olu Dara「In The World -From Natchez To New York」Atlantic(83077-2)'98
- U.S.A. |
Olu Dara(Vo,G,Cor) etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
●R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
●ブルース系 ○ロック系 ●アフリカ系
オル・ダラと言えば、70年代始めにArt Blakey&Jazz Messengersに在籍したことのあるベテラン・トランペッターだよな・・と思ったのですが、これはミシシッピ・ブルース、JAZZ、アフリカ音楽を一緒にしたような作品です。ただし、それらの音楽の雰囲気の表れ方が、全てを混ぜた感じでは無く、ある曲ではブルース、また一方でアフリカと、それぞれが曲毎にバラバラに表れてきます。そのため曲の雰囲気を使い分けているかのように聴こえますが、彼の場合はそれらを器用に使い分けていると言うのではなく、むしろそれらがネイティブに自分の中に宿っているように思えます。ですので曲別に取り上げると、あんまりfusionでは無いのですが、この人自体がfusionな存在と言えるかもしれません。また、実は本作がオル・ダラの1stソロ作品と言うことで、かなりのベテランの上にこんなに良い音楽を実は持っていながらと驚かされます。
☆泥臭いブルース、R&B好きな人にお勧めです。 (TKO)
|