 |
Andy Narell 「Behind The Bridge」HEAD UP(HUCD 3047)'98 |
Andy Narell(steel pan) Dario Eskenazi(pf) Paulinho
Da Costa(per) Luis Conte(per) Kleber Jorge(g) Steve Erquiga(g) Paul Van
Wageningen(drs)
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系(□ブラジル系 ■サルサ系 ■カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
スティールドラム(スティールパン)という楽器はどなたでも一回は耳したことがある楽器だと思います.しかし、別な楽器がメインでアンサンブルとして使われることが多く、スティールドラム奏者というのは数が少なく、その中でも彼は第一人者としてソロを数多く発表してます.(本作で確か7枚目のはず)
今回の作品は、いつもの様にカリプソ系の明るいサウンドや、リズムを強調したサルサ系の音が中心で自分の曲のカヴァーというか、過去の作品の再レコーディングを行ってます.じゃあ、今までの作品の延長だけかぁ、というとそうでもなくIvan Linsの「Madelena」を幻想的なサウンドに仕上げ、Chucho Valdesの曲も情感たっぷりの神秘的なサウンドに仕立ててます.
楽器のイメージから夏を連想させるんですが、幻想的な音で寂しい曲を演奏するとますます寂しくなり、秋の季節にもぴったりします.この作品でもスティールドラムの神秘的な音は伝わってきますが、生で聴く雰囲気には及びません.カリビアン・ジャズ・プロジェクトではなく、彼自信のバンドで又、来日して欲しいです.
スティールドラムのソロを初めて聴く人にピッタリです.テーマの後のソロの演奏の技術の高さに驚くことでしょう.
☆(アスワン) |