DIMENSION「TENTH-DIMENSION」ROOMS RECORDS(BMCR-7023) '98 - Japan
増崎孝司(g), 勝田一樹(SAX), 小野塚晃(key), 石川雅春(Dr)(6曲目のみ)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系     

もはや説明不要か?と思われる3人の超・強力ユニット、ディメンションの10作目。いやーーーー、相変わらず若気の至り系というか、爆走してるというか、バッチリ端正なんだけどぷっつん切れてて、ああああ最高っっっ!!! ほんと、スッキリさせてくれます。
 今回、「あれっ?」と思ったのは、キーボードの小野塚さんがピアノをかなり多用していること。小野塚さんがピアノでジャズっぽいフレーズを弾くと、ピアノの音色が渋く感じられます。全体的に、前作よりも増崎さんのギターの炸裂度合いが増してるような・・・。専門的にいうと音色の歪ませ方の問題なんでしょうが。全体的によりアヴァンギャルドになっている印象です。勝田さんのサックスは、相変わらずすごくたくましい音で、うっかりしてると吹っ飛ばされそうな勢い。
 「キメ」度が若干下がりつつ、「暴走度」は上がった。という感じでしょうか。より、辛口にまとまってる感じもします。といっても、5曲目のバラードでは淡い音色づかいにゆったりとサックスが歌ってるのが、なんとも甘く心地よかったりして。と思えば、6曲目では「これでもか!!!」というキメの嵐。くうーーー!!!やってくれるーーーっっっっ!!!! 3拍子の曲が入っていたり、曲がマイナーなのにリフがメジャーだったりと、さりげなく凝ったつくりなのもマルです。
 毎回新譜を聴いて思うけれど、ディメってほんとに時代の最先端をいくバンドって空気が漂ってます。これをうけつける間は、若者であるという踏み絵になるようなバンドだよね、とか考えたりして・・・(爆)
☆T-スクェアやカシオペアが好きで、まだディメンションは聴いてないというあなた!この機会にぜひおすすめします。キメの多い曲が好きなあなたはきっと気にいるはず。あっ、女性はぜひ勝田さんのお姿もチェックしてください。(美芽)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay