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Chick Corea「Origin」Stretch(MCVL-24008)'98
- Japan |
Chick Corea(pf), Avishai Cohen(ac-b), Adam Cruz(ds), Steve Davis(trombone), Bob Sheppard(fl,ss,ts,cass-cl), Steve Wolson(fl,ss,as,cl)
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
ここの所、アコースティック・ピアノによる作品を続けているチックですが、また新作ではアコースティックなJAZZ作品を出しました。それもこれまでチックのJAZZ作品は小編成が多く、ソロ、デュオ、トリオ、カルテットまでがせいぜいでしたが、この新作では3管フロントによるセクステット編成(前作の5人より多い!)になっています。こういうチックにとって珍しい編成へのチャレンジのためか、非常にリキの入った作品だなぁと感じとる事はできます。ただ、その反面ホーン奏者がまだまだこれからの発展途上・・・・と言うのもアレンジされた部分やチックのソロ部分などいつものチックのファンタジックな香りがして素晴らしいのですが、ソロがホーン奏者に渡ると何か普通のJAZZになってしまっている感じです。それなりに盛り上がりは見せるのですけど、チックのバンドで良くあるようなバップ・フレーズは無いよね。むしろホーンの2人がフルートに持ち代えた6曲目なんて、まさにチック・ワールドそのままで良いと思います。また、これを書いている時点では輸入CDの曲目が分からないのですが、国内盤ボーナス・トラックとされている"sife"はピアノ・トリオで、これは聴き落とす訳には行かないような良い演奏なので、この曲を収録されたCDを選ぶ事をお勧めします。
☆ チックのアコースティックJAZZ路線はこのまま何処に行くのでしょうか? (TKO)
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