Everette Harp「What's Going On」Blue Note(CDP 7243 53068 2 2)`97 - U.S.A.

Everette Harp(as,flt,EWI,key), George Duke(kb), Doc Powell(g), Larry Kimpell(b), Jerry Hey(tp), Kirk Whalum(saz), Najee(sax) etc.
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ●スムース系

彼の3作目のソロですねぇ..M.ミラーのバンドではお馴染みになっています. 今回の作品は一つのコンセプトがある様です. 「What`s Going On 」を全編意識したトータルサウンドを目指している様です. 更に、「ソウル」をかなり意識した作りでちょい懐かしいソウル・サウンド的な作りをしてます. フニャァ〜としたシンセ、ストリング、ボーカル、クライベイビーを使ったカッティングのギター, ボーカルの入れ方等......おそらく「What`s Going On 」時代の懐かしいソウル→ブラックサウンドを彼流に甦らせているのでしょう.. 狙いとするコンセプトは十分に伝わってきます. サウンドも彼のコンセプトが十分に伝わってきます. 最近の打ち込みのループドラムのダンス・ミュージック=ブラックという図式が崩れていますので昔に返ってみようという狙いなんでしょうねぇ. ボーカル曲も70年代のブラック的スタイルです. 彼のこの作品のコンセプトは、最近コンセプトが見えそうで見えない他の人に作品と比べると明確であり喝采を送りたいと思います. しかし、そのコンセプトにこだわり過ぎて全体が単調な作りになってますねぇ. 全てがM.ゲイの作品で彼のトリビュー物の様な作品なんで、しょうがないんですが.. 作品全体の起承転結があったら脳味噌錯乱級でした. 古き良き時代の「ソウル」が好きな人にはそれを感じる事が十分に出来ます.その人には脳味噌錯乱級!!の作品だと思います.
☆ もう一歩!!作品全体を最後まで飽きなく聴かせる工夫が欲しかった..(アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay


\2190 at HMV渋谷(3/29/97)