Jeff Siampa「Signs of Life」WAVETONE(WT8636)`97 - U.S.A.

Jeff Siampa(g) Mark Egan(b) Danny Gottlieb(drs) Richard Martinez(key) Jon Werking(key) Billy Drewes(sax) Richard Martinez(key)
    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系
M.Eganのレーベルから新しいギタリストがデビューしました. ギターのタイプはナチュラルな音色でテクニックだけに走るタイプではなく、M.Eganのベースの様にリリカルな感じのサウンドです. 聴く前はJOE BECKの作品の様に(M.Egan 参加. 同レーベルからリリース) M.Egan=ELEMENTSサウンドを予想してましたが、その予想は外れました. ピッタリと当てはまる人は少ないんですが、例えれば増尾好秋の作品の様な雰囲気を持ち西海岸系の明るさと軽さがあります. 曲によってはN.Y.系のギタリストが持つ都会的なクールな面を持った人です. 作品としては、前述した増尾好秋風サウンド( エレクトリックバードの後半時代) 、西海岸風のほのぼのとした明るいサウンド、D.スピノザ風のN.Y.系サウンド、そしてELEMENTS系とバリエーションがあります. 共通して言えるのはメロディを大切にしている点でしょう. ギターソロもやたら早弾きに走り誤魔化して弾くタイプではなく、全体の流れを意識したソロを弾いてます. 雰囲気としては70年代後半〜80年代前半のサウンドが感じられます. 別に意識した訳ではなくJ.Siampaの個性から出たサウンドだと思います. 全体を聴いての感想としては、日本人っぽいサウンドだと思います. 名前は無名でも何でも弾けてしまうミュージシャンは多く、チャンスがあれば一気に有名になる人はアメリカに多いですよね. その代表選手はM.ミラーとかO.ハキムの様な人ですが、彼もそういう一人なんでしょう. 今回聴かせてくれたサウンドは彼の一面を覗かせてくれただけでまだまだ全てを見せていないと思います.
☆ M.Eganのベースソロもあります. 思わず涙!!ものです. (アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay