Luis Salinas 「Salinas」GRP(GRD-9855)'96 - U.S.A.

Luis Salinas(g,vo), Paul Peterson(b), Sammy Figueroa(per),Ricky Peterson(key), Michael Bland(drs), Didi Cutman(key)
    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ●ラテン系(■ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系

ジョージ・ベンスンが「今、一番好きなギタリスト」とかなんとかコメントが付いていてGRP から出たので、どんなギタリストだろうと思い聴いてみました. 一曲目のイントロはM.テイラーの様に弾き語り風のフィンガーピッキングを交えてのギター. サンバタッチのリズムにナチュラルな音のギターが歌うブラジル風のサウンド.曲調は増尾好秋風でギターはピッキングは、なめらかで滑る様に流れます. 相当に上手い人だなぁと思います.2曲目は生ギターに持ち替えボサノヴァタッチのしっとりとしたサウンドです.生ギターでもピッキングは乱れずこれも縦横無尽に流れ、飽きさせない自由な発想でソロを展開します. 以降はちょっと省略しますが、確かなテクニックに裏打ちされたソツのないソロで、軽めのサウンドでアルゼンチンのブエノス・アイレス出身らしいラテン系のサウンドを聴かせてくれます.ボーカルも披露しボイスとギターのベンスン張りのユニゾンも聴かせてくれます. ギターそのものはJAZZギターのスタイルでそれにラテン系が入った感じでしょうか.素早いコードチェンジをソロに混ぜているのですが、トニーニョ・オルタがJAZZをやっている様な感じもします.(でもT.オルタのサウンドの影響は無いです) 惜しむらくは、彼自信の個性は見えるのですが彼しか出来ないオリジナリティがイマイチ感じない点ですねぇ. 今回はトニー・リピューマとリッキー・ピータースンがプロデュースで万人が受けるタイプの明るく爽やかなでGRP らしい上品な出来になってますが、彼自信が主張する自分の音を出した時に大化けしそうな予感を感じます.
☆ 次作に期待したいトコです. (アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay
\2090 at Tower渋谷(3/14/97)