Al DiMeola「DiMeola plays Piazzolla」BLUEMOON(2-92744)`96 - U.S.A.

Al DiMeola(ac.g), Dino Saluzzi(bandneon), Christopher Carrington(ac.g), Arto Tuncboyacian(perc), Hernan Romero(kb,v), Gumbi Ortiz(perc)
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ●タンゴ
アルディメオラのアコースティック・ギターによるタンゴのアストル・ピアソラの作品集で90年から96年にかけて録音されたものがまとめられています。初期のアルバム"Splended Hotel"(1980)でもチック・コリアとのデュオでタンゴを取り上げていたディメオラですが、このアルバムでは全編にわたりディメオラのタンゴの世界が繰り広げられています。バンドネオン(アコーディオンに似た楽器)の物悲しくて切なくなるような音色とディメオラのいつもよりもビブラートを深めに効かしたアコースティック・ギターの音色とが絡み合って独特の空気をつくりだしています。 ここ数年のディメオラのアルバムは速弾きのイメージから抜け出そうという考えが先にたったためか、今ひとつ焦点がさだまらず何がやりたいのかわからないといったものが多かったように思うのですが、このアルバムではその暗中模索がひとつの形になってきているように感じます。フュージョンという言葉でくくってしまうのはちょっと抵抗がある音ですが、ディメオラ久々の佳作です。(MARC H.)

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay