Gary Willis「No Sweat」Alchemy(ALCD 1009)`96 - U.S.A.
Gary Willis(b), Dennis Chambers(drs), Steve Tavaglione(sax,EWI), Scott Kinsey(key)

    ●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系

「甘さはいらねぇ」って感じのタイトルとD.Chambersのドラムだけで手を出してしまいました. のっけからテナーサックスがクールに流れ所々にベースの高音のオカズが入って硬派のイメージを感じます. 2曲目はシンセが中心のサウンドはJ.ザビヌルもどきのサウンド. 3曲目でやっと美しいベースソロのイントロから始まりハーモニカ風のEWIとベースのユニゾンでベースが前面に出てきます.ベースソロをとってありテクより音色を重視したフレージングです.それなりに上手いと思いますが、ジャコ風でもありM.ミラー風でもあり、誰かのベースと似ているのが気になります. その後の曲もストレートな骨太い路線でベースソロを前面に出した曲が何曲か続きますテクニック的には相当上手い人で、バックに回ったベースは多分ジャコを意識した様なリズムの取り方をしています. ベーシストのソロアルバムなのでベースだけが中心ではなく全体のサウンドとして楽しむことが出来ます. 問題は個性とオリジナリティがベースや楽曲やアレンジに余りないことですねぇ. その為に彼のベース又はこの作品のサウンドを一言で表現出来ない辛さがあります. プレイヤーとして相当のテクニシャンだと思うんですが、サウンドクリエイターとして聴くとこの人の個性は何??という感じです. ベースのコード弾きの音色は非常に綺麗です.
 ☆ 一応名前だけは覚えておいた方が良いかもしれません. (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\2190 at 渋谷Tower (10/7/97)