Marcus Miller「Live & More」RPA(60203-3)`97 - U.S.A.

Marcus Miller(b), Bermard Wright(key), Kenny Garrett(as), Lenny White(drs) Everette Harp(ts), Hirum Bullock(g), Dean Brown(g), Poogie Bell(dr), Michael Stewart(tp), Drew Zingg(g), Roger Byam(ts), Lalah Hathaway(v) etc.
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    

東京など3ケ所でのブルーノート、モントルー、カリフォルニアでのライブをまとめたものです.収録曲は以下です.
Intro
Panther
TUTU
Funny
Strange Fruit
Summertime
Maputo
People make the world go round
その他に2曲のスタジオ録音が収録されています。(日本盤は3曲)
彼のベースが前面に押し出されて得意のスラップがビシバシと聴ける内容で最近の2作の内容がそのままライブになっています. このライブでも彼のソロでも分かる様にかなりアンサンブル/バンド全体の音に重きを置いていることが分かります.ベースだけが他の楽器と比べてより目立っているという訳でもなく音楽全体に占めるベースの位置を意識的に前に出したり引っ込めたりせずに、音楽全体から見て適材適所的にベースの音位置を調整している様に感じました. これはM.MILLERが単なるベースプレイヤーではなく、ミュージシャンとして作曲・アレンジ・そしてD.サンボーン等のプロデューサーとして蓄えたスキル/能力なんでしょうねぇ.そうは言っても全くベースソロが無いという意味ではなく、適材適所に自分のベースソロと他の楽器を配置しております. GRPから出たT.BROWNEの「BROWN SUGAR」の中の「THROW DOWN」での強烈なスラップを聴いて以来、彼のファンでしたがベーシストM.MILLERより総合的ミュージシャンとして変貌を遂げたので、このライブにはイマイチ不満が残ります. 彼の作曲等の能力はジャコと比べて勝るともひけをとらないと思います. でも僕個人の思いはベーシストM.MILLERであり、もっとハチャメチャに自分だけ前面に出たベースを弾いて欲しかったと思います. (これは僕のわがままです (^^;)) それと、WOWOWでモントルーのライブをTV放送してましたがタイミング的にどうなんでしょう?? あの放送内容をCDで聴ける!!という人もいますが僕は、TVで演る前に聴きたかったと思います.彼のブート盤も世の中に氾濫してますしネ.そういう意味でこのライブは5年位前とは言いませんが、もうちょっと早く出して欲しかったと思います.
☆ 彼の作曲力やアレンジは天才ですねぇ (アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay

\1690 at Tower渋谷(3/8/97)


待ちに待ったマーカス・ミラーのライブ盤です。 ここ数年のソロアルバム、バンドを率いたライブ活動の集大成というべき内容になっております。ベーシストとしての彼のプレイも然る事ながら、バンドリーダー、コンポーザーとしての魅了も存分に楽しめます。このアルバムでのレコーディングの大半を日本で行ったことは、私達にとってうれしい限りです。じっくり腰を据えてチョイスできたのでしょう。さて、当然の事ながら彼のベースプレイも思う存分楽しめる反面、彼にとって「もうひとつの声」ともいうべきバスクラリネットも「Strenge Fruit」でフューチャーされております。その音色には深みがあります。この地味ながらも味のある楽器を私達に再認識させるところはさっすがです。「Funny」ではヴォーカル(Boz Scaggsの歌詞)を取ってますね。Jamaica Boy時代を思い出します。そしてゲストヴォーカルのLalah Hathaway が参加した「Summer Time」もなかなかイケます。名曲「Tutu」「Muput」などを聴けば彼が携わってきた重要プロジェクトのことを思い出しますね。スタジオレコーディングに収められた「Sophie」ではマーカス自身のソプラノサックスも吹いてますね。彼がサンボーンなどに名曲を提供できた理由のひとつとして、彼自身がサックスをプレイできてこの楽器をよく理解しているからだと改めて感じました。これからもフョージョンのみならず、音楽そのものの歴史を作り続けていく人であると思ってます。
☆やっぱり僕らのアイドルですよ、マーカスは!(キクリン)


SlowSpeedy
LightHeavy
Mellow Hard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay



(注)ブート盤(ブートレグ)を製作、販売することはアーティストの著作権を侵害する行為であり違法です。