Tom Grant「Lip Service」Shanachie(5037)`97 - U.S.A.
Tom Grant(key), Phil Baker(b-PGM), Dan Faehnle(g), Patrick Lamp(ts), Paul Mazzio(flugelhorn), Gregg Williams(per) etc.
    ○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系

いまいちパッとしないベテランキーボードプレイヤーの新作です. 85年にリリースした「Just The Right Moment 」は素晴らしい出来でBEST 100に入れた程ですが、この作品以来これを越える作品は出てません. 本作の内容に入りますが、全編打ち込みのドラムとベースでピアノを中心にメロディアス系の曲を軽めのサウンドで通してます. 聴きやすい内容ですが反面メロディにこれといったものがなく、どっかで聴いた様なメロディでインパクトは感じられません. 打ち込みのドラムが耳障りでちょっとうるさく感じる曲もあります. ソロにも精彩がなく凡作ですねぇ. 曲自体の素材は悪くは無いんですが打ち込みドラムとベースの一本調子のアレンジとソロを生かしきれないアレンジの不味さが目につきます. 彼の良さはメロディとソロの展開の上手さなんですが、じっくり一曲一曲を作りこんでソロとメロディが生きるアレンジを作ればこの作品はもっと良くなるんですが.
 ☆ プロデューサーが変われば良くなる作品だと思います. (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\1690 at Tower新宿(8/28/97)