塩谷哲「SALT V」FUN HOUSE(FHCF2394)`97 - Japan
塩谷哲(key), Hiram Bullock(g), 沼沢たけし(drs), 松原ひでき(b), あさのよしゆき(g) etc.
    ●骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ●ラテン系(■ブラジル系 ■サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系

日本のミュージシャンは余り詳しくないのでこの人知りません. たまたまお店で流れていたのを聴いて気に入ってしまいました. 一曲目はファンキ〜なリズムにトリッキーなメロディのピアノに曲の途中に別のシャッフル調の曲が流れたり、ストリングの曲が流れ、強烈なホーンセクョションと切れ味鋭いリズムの曲が気に入ってしまいました. 二曲目は誰の作品だったか忘れてしまいましたが、「BRAZILIAN RHYME 」ではコーラスの女性のボーカルにイフェクターをかけた面白いアイディアが気に入りました. 三曲目もひねったメロディのピアノ..とそこら辺にころがっているありきたりのメロディではなくちょっとひねった感じのメロディとホーンセクションとリズム陣が上手くマッチしてます. 日本人というよりN.Y.系のミュージシャンのサウンドに近い内容ですねぇ. 最近はスムース系のサウンド全盛でややもするとどれも同じ様な作品ばかり多い中で久々に骨のある音と面白いアイディアを披露した作品この作品は、日本のFusionがキラキラ輝いていた70年代後半の様な輝きを持っています. 彼の個性やオリジナリティもなぁ〜んとなく感じられます (初めて耳にする彼なのでこの作品だけでは推し量れない部分がありますが) 彼の次作が非常に楽しみです.
 ☆ 限りなく近い脳味噌錯乱級!! (アスワン)


アスワンさんの脳味噌錯乱級が出ましたね。(笑)彼についてちょっと付け足しです。SALTこと塩谷哲(しおのやさとる)の3枚目のソロアルバム。彼は解散したオルケスタ・デラ・ルスのピアニストでした。この人5月にライブで彼のピアノを聴いたんですが、大満足だった記憶があります。手の構えを見ると、相当クラシックで鍛えられた印象でした。ちょっとジャニーズ系を思わせる容姿の彼ですが、エレクトーンから芸大の作曲科を経て作曲、ピアノ、アレンジ、どれもいいですね。メロディの1音1音、和音の1つずつにつけられた微妙なニュアンスのカラフルさが気分を豊かにしてくれます。9曲目「Chase For Truth」のピアノではミシェル・カミロばりの高速ラテンフレーズが華やか。この人のピアノには、どんなことをやっていても上品さがあるのが不思議です。
「BRAEZILIAN RHTYM」のボーカルは霧崎春女。このスキャット、「パラッパッパッ パッパッパッ」・・・妙にはまっていてクセになって頭の中をぐるぐるしてます。沼澤尚のシンプルなんだけどたまらなくカッコいいドラムも全曲でたっぷり聴けて、大満足。(美芽)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\2913 at HMV新宿(8/28/97)