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Bill Bruford 「If Summer Had Its Ghosts」DISCIPLINE GLOBAL MOBILE(PCCY-01162)'97 - U.S.A. |
Bill Bruford(drs,percussion), Ralph Towner(12 string & classical g.pf,key), Eddie Gomez(b)
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
ビル・ブラッフォードのJAZZ寄りの新作が出ました。ビル・ブラッフォードと言えばキング・クリムゾン、YESの参加となるのですが、彼のJAZZへの傾倒も有名で、渡辺香津美「スパイス・オブ・ライフ」、彼自身のグループ「ブラッフォード」「アースワーク」でもfusionファンには通じるようですね。しかし、今回は更にJAZZ度を高めていて、また共演のラルフ・タウナー、エディ・ゴメスの2人の個性によって普通のJAZZとはひと味違った作品に仕上がっています。ちなみにラルフ・タウナーには、このメンツのビル・ブラッフォードの代わりにジャック・デジョネットがドラムで「BATIK」(ECM)という作品があるのですが、一人違ったたけでサウンドの違いは随分と大きいです。 サウンドですが、その中心はタウナーが担い、12弦アコースティック・ギター、ナイロン弦ギターを弾いて、更にそのプレイにも定評のあるキーボード、ピアノをオーバーダビングしています。タウナーのアコースティックな持ち味が十分活かされています。ビル・ブラッフォードのドラミングはかなりJAZZドラム指向になっていて、抜けるようなビートを期待すると肩すかしを食らわされます。しかし、細かいビートやスティックさばきは上手く、さすがはブラッフォードと思わせるシャープなドラミングが楽しめます。エディ・ゴメスは、幅広く活躍できるベーシストなのでどんな曲でも安定したベースを聞かせます。全体的にはあまり今までに無いサウンドで、この3人の個性の融合によって生み出された音と言えるでしょう。
☆ タウナー・ファンには自信持って奨められます。(TKO)
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