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T-スクェア ”BLUE IN RED”
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SONY(SRCL3943)`97
- JAPAN. |
安藤まさひろ(g),和泉宏隆(key),本田雅人(sax,ewi.fl),須藤満(b),則竹裕之(dr) |
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B 系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
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Copyright 1997 by SONY Record
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1曲目「BAD BOYS & GOOD GIRLS」では「えっ!?」とT-スクェアのCDであることを確かめたくなります。安藤さんの「不良になりたい」気持ちがサンプリングなどを取り入れてうまく形になった曲で、このユーモア感覚は新境地ですね。「これはこれで楽しいけど全部この路線なのかしら・・・」という疑問がここで起こるんですが、この「不良」路線はいいアクセントとなっていまして、アルバム全体のカラーはT-スクェアらしさがはっきり出ています。基本的には今までのファンを裏切らないサウンドでありつつも、ちょっとピリッとしたり時にはふんわりしたり、曲のそれぞれにしっかり味付けをしてあって派手さはさほどないけれど長い間飽きずに聴けるタイプのアルバムに仕上がっています。本田さんの曲、ボサノバの「TRELA ALEGRE」での「ポーン」とよく鳴るギターが奏でるメロディ、フルートの伸びやかなで透明な音・・・例えばカラフルな鳥の飛んでいる熱帯のジャングルの泉のほとりを思い起こさせるような洗練されたものを感じます。則竹さんの「TOOI TAIKO」のメロウなソプラノサックスのメロディ。漂うようなはかない感じが淡々と続くのが魅力的です。須藤さんの美しく力強さのあるバラード「FROM THE BOTTOM OF MY HEART」の持つ広がり感、包容力はやっぱり須藤さんってパパだよねと実感。安藤さんの「カスバの少年」も今までにないタイプの曲で、確かにモロッコの香りがどこかにしています。どの曲もなかなかの粒ぞろいです。