Arcana 「Arc Of The Testimony」AXIOM(314-524 431-2)`97 - U.S.A.
Tony Williams(ds), Bill Laswell(b), Pharoah Sanders(ts on 1,6), Byard Lancaster(as,bass cla on 1,3,5), Graham, Haynes(cor on 1,3),Nicky Skopelitis(g on 1 thru 7),Buckethead(g on 2,4,6) 8 songs

    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ●JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ●ロック系     

今年亡くなったトニー・ウィリアムス(ds、元マイルス・デイビス・バンド)の遺作です。これはビル・ラズウェルと組んだArcanaというユニットによる作品で、セッション毎にメンバーを変えてJAZZ調の曲と、ロック調の曲との両方が混在しています。トニー死後リリースと言うことで追悼の意味を考えてしまいますが、作品は完全に完成されています。 JAZZ調の曲では、トニーの刻む4ビートのバックにシンセがかぶさり、普通のJAZZとはひと味違った空間を作り出しています。参加するファラオ・サンダースは後期ジョン・コルトレーンのバンドでfreeな演奏が有名ですが、ここでもスピリチュアルでフリーキーなトーンを聴かせ、それがシンセにくるまって非常に不思議な世界に誘っています。 また、ロック調の曲ではバケットヘッドのギターが大活躍し、早弾きやフレーズはfusionというよりもロックそのもの。トニーのドラミングもライフタイム時代を彷彿させるような8ビートのロック・プレイが冴えにさえ、トニー十八番の”叩きまくり”が楽しめます。全体的にはジャズ・ロックと言った方が良いようなサウンドです。
☆ トニーのライフタイムのようなジャズ・ロック好きなら一発!(TKO)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay