Debora Henson-Conant 「Alter Ego」LAIKA(35100852)`97 - U.S.A.
Debora Henson-Conant(harp,key,vo)
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ●歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系
縦琴を弾く彼女のアルバムは久々です. 一曲目はハープのみでインド〜中近東風のメロディでハープをシタール風に弾いてます. なかなか面白いサウンドだなぁ,,と思って次を聴くとバラード風のボーカル曲. えっ??と思いながら次の曲もボーカル. バックでハープは弾いているもののハープの弾き語りの構成に戸惑いを覚えました. Jeff Beck をテーマにした「Beck's Blues」ではブルースのハープを聴かせてくれたものの全体的にボーカル曲が中心. 他の楽器も最小限におさえた本作のサウンドはMARK EGAN プロデュースの1st アルバムを知っている自分にとってちょっと物足りない内容です. ハープという楽器はFusionでは珍しくもなく結構な枚数が出てます. 楽器の音色の性質上、LA系の明るく爽やかなサウンドだとバックグランドミュージックになってしまいその為か爆発的な人気をさらう作品は余りないです. そんな風潮に風穴を開けたかったのが本作の狙いか分かりません. いっその事、スティールドラムと組み合わせてカリプソ系に徹するか、1stの様にELEMENTSの重厚なバックでサウンドを作った方がイイですネ. ちょっと中途半端な作りでインパクトが感じられません.
 ☆ 地味な楽器であるだけにサウンド作りも難しいと思います. (アスワン)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay
\1990 at DiskUnion新宿(8/16/97)