ジャコの未発表音源はそろそろネタギレなのでは?・・・と思っていたところに、なかなか聞きどころのある音源が発表された。
ブライアン・メルヴィンズ、ナイトフードというと、晩年ジャコで同じみだが、本作は一味違う。
まず、Jazzのスタンダードが多いのが本作の聴きどころであろう。
ジャコの定番曲もあるのだが、そこは一歩ゆずって、これらスタンダードを楽しみたい。
以下に収録されたJazzスタンダードを並べたが、これだけでもいつものナイトフードとは違うとわかる。
ジョン・コルトレーンのMr.PC、Impressions、Naima。
マッコイタイナーのPassion Dance。
ハービー・ハンコックのDolphin Dance。
マイルスデイヴィスのSo What。
ジョー・ザヴィヌルのMercy,Mercy,Mercy
ナイトフードというと、これまでジャコを中心にFusionを演奏していたが、こんなにJazzスタンダードをやるバンドとは知らなかった。
よって、いつものジャコのアルバムとは一味違った感があり、ずっと目立っているというよりも、フロントを引き立ててバックに下がる場面も多い。
こういうややサイドメンとして引いたジャコは、意外にそれほど多いとは思えないし、こういうプレイも新鮮である。
またSax<奏者が非常に上手く、コルトレーン派として、ややマイケル・ブレッカーの影響もあるような気がする。
一体だれ?・・・と思っていたらエイゾー・ローレンスというSax奏者で、マッコイ・タイナー「Sahara」や、1曲だけマイルス・デイヴィス「Dark Magus」参加で有名なひとである。
このメンバーのなかで、ジャコを除くと、最も本格的なミュージシャンに思うし、むしろこれだけ吹けるので見直してしまった。
なお、4曲目バードランドはちょっと表記がおかしい。
実際、このCDでバードランドは演奏されているが、3曲目ソー・ホワットの中でメドレーで演奏されている。
よって4曲目にはバードランドの演奏、フレーズは出てこなく、むしろ4曲目は5曲目に表記されているIf You Could See Me Nowのベース版にあたり、5曲目は同曲のピアノ版といったところか。
未発表音源だが音質は非常に良く、なんでこんな音源が残っていて、今さら出てきたのだろうと思ってしまう。
ジャコの定番コンティニウム、ファニー・メイも演奏されているし、ジャコの調子も悪くない。(全盛期とまではいかないが。)
# ジャコ中心という訳ではないが、ファンであれば一度は聞いておきたいCDであろう。(TKO)
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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