ランディー・ブレッカーが自分が過去に参加したレコーディングなどゆかりのあるポップ・アーティストの曲を取り上げた企画もののライブ盤。
一部の曲で娘のアマンダ・ブレッカーが歌っているが、残りはインストの演奏である。
全体にどちらかというと緩めの演奏なのだが、それぞれの曲のエピソードを語るランディーのMCがおもしろい。
例えばスティーリー・ダンの「Gaucho」のレコーディングでは20回もテイクを重ねた後にダメだしされたとか、トッド・ラングレンがブレイクする前にマイケル、ランディーの家を訪れて、彼らの父親からハモンドB3を譲り受けたことなど興味深い話が聞ける。
ベストトラックはランディーのラップ調ヴォイスでの「Think!」から「I've Got A Bag Of My Own」に続くジェームス・ブラウンのメドレーだろう。いかにもランディーらしいファンキーなリズムをバックにいかにもランディーらしい変態系ホーン・リフが繰り出されこのアルバムの中で一番熱いトラックになっている。
アダム・ロジャースのファンキーなカッティング・ギターも珍しい。
ポップなのだが、選曲は結構マニアックで、なかなか楽しめるアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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