John McLaughlin「Black Light」Abstract Logix(ABLX050)  2015 - U.S.A.   

 

John McLaghlin(g),Gary Husband(ds,key),Ranjit Barot(ds,vo),Etienne MBappe(b)


●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          ○JAZZとFUSIONの中間系    
○ブルース系         ●ロック系       ○ ECM系

 

昨年(2014年)に引き続きジョン・マクラフリンの新譜が発売された。

今回はソロ名義なのだが、実質は4th Dimensionである。(ジャケットには4Dとだけ示されているが。)

 

今回の作品は使用ギターがバラエティに富んでいて、通常のエレクトリックギターに加え、アコースティック・ギター、シンセギターが使われ、4Th Dimentionとしては音楽的にも幅が出来ている。

 

"Being You Being Me"は。多分シンセギターが使われていて、ピッキングのアタックが無いのに細かいギターフレーズが聞こえるのは。"Mahavishnu"(1984)を彷彿する。

(しかし、これがもしかしたらキーボードかもしれなく、聞き分けは難しいので多分としてますが。)

 

また、今回はところどころで口でのパーカッション(KONOKOL:コノコルというそうだ。トリロク・グルトゥが使っていた)があり、これも音楽に幅を持たせていると思う。

 

パコ・デ・ルシア追悼の" EL HOMBRE QUE SABIA"はアコースティック・ギターで演奏され、これが4th Dimentionとして演奏されているが、そのスパニッシュな雰囲気からスーパーギタートリオを彷彿してしまう。

もしくは"Belo Horizonte"(1981)の雰囲気もあり、いずれにしても懐かしいフィーリングなのだ。

 

全体的に4th Dimentionとしてのマクラフリンのハードな演奏が楽しめる一方、上述のようにアコースティック、シンセギターにより幅が広がり、音楽性としてもこれまでよりもバラエティなのである。

それらがフックとなり、本作の完成度を高めている・・・非常に傑作かと思う。

 

# マクラフリンって凄い作品が多いけど、凄い以上に、本作は好アルバムに思います。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay