ライル・メイズは最近は本当に久しぶりの名前だ。
PMGの活動が聴かれなくなった現在では、ライル・メイズの演奏を聴くことが本当に稀になってしまった。
メセニー以外のメンバーの活動はどうしてしまったのだろう?を考えていた矢先のライルの作品となった。
さて、久々のライル・メイズだったが、Fusionでなくて、Jazzアルバムなところが気になるところだ。
やはりライルはFusionで聞きたいというところが本音であろう。
ところがこのライル・メイズのJazzアルバムが本当に「いい」のである。
なんせ、ライルのピアノがJazzとするにはあまりにも美しい。
不通に聞き流しているはずが、ついついライルのピアノに引き込まれてしまうのだ。
それにしても何故?
こんなにライルの・・・それもJazzのソロは素晴らしく魅力的なのだろうか。
指がよく動いてテクニック抜群なJazzピアニストでも、音楽が伴わなければ無駄な事なのだと、ライル・メイズの音楽が教えてくれている気がする。
良く聞くと、このアルバムはかなりECMっぽく、キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットの趣もある。
ある意味では、これはECMレーベルから出てくれなかったものではないかと考える。
なんせ、他メンバーもECMではおなじみの人ばかりだからである。
そしてPMGのカバー曲は、やはり聴きどころであろう。
圧巻なのは「Letter from Home」からの"Are We There Yet"のJazzバージョンはファンであれば是非にも聞きたいところだ。
それと「Offlamp」からの"Au Leit"があまりにも素晴らしく、ある意味でPMGの演奏を凌駕しているかもしれない。
ライル・メイズのJAZZアルバムとは・・という先入観を持った自体が嘘みたいに、本当に素晴らしいアルバムだと思う。
# 寡作なライルですが、もっともっとアルバムを出してほしいですね。(TKO)
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Light
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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