Lyle Mays「The Ludwigsburg Concert」Naxos Germany (JAH-453)  2015 - Germany  

 

Lyle Mays (p), Bob Sheppard (Sax), Marc Johnson (b), Mark Walker (ds)

 
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ● ECM

 

ライル・メイズは最近は本当に久しぶりの名前だ。

PMGの活動が聴かれなくなった現在では、ライル・メイズの演奏を聴くことが本当に稀になってしまった。

メセニー以外のメンバーの活動はどうしてしまったのだろう?を考えていた矢先のライルの作品となった。

 

さて、久々のライル・メイズだったが、Fusionでなくて、Jazzアルバムなところが気になるところだ。

やはりライルはFusionで聞きたいというところが本音であろう。

 

ところがこのライル・メイズのJazzアルバムが本当に「いい」のである。

なんせ、ライルのピアノがJazzとするにはあまりにも美しい。

不通に聞き流しているはずが、ついついライルのピアノに引き込まれてしまうのだ。

 

それにしても何故? こんなにライルの・・・それもJazzのソロは素晴らしく魅力的なのだろうか。

指がよく動いてテクニック抜群なJazzピアニストでも、音楽が伴わなければ無駄な事なのだと、ライル・メイズの音楽が教えてくれている気がする。

 

良く聞くと、このアルバムはかなりECMっぽく、キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットの趣もある。

ある意味では、これはECMレーベルから出てくれなかったものではないかと考える。

なんせ、他メンバーもECMではおなじみの人ばかりだからである。

 

そしてPMGのカバー曲は、やはり聴きどころであろう。

圧巻なのは「Letter from Home」からの"Are We There Yet"のJazzバージョンはファンであれば是非にも聞きたいところだ。

それと「Offlamp」からの"Au Leit"があまりにも素晴らしく、ある意味でPMGの演奏を凌駕しているかもしれない。

 

ライル・メイズのJAZZアルバムとは・・という先入観を持った自体が嘘みたいに、本当に素晴らしいアルバムだと思う。

 

# 寡作なライルですが、もっともっとアルバムを出してほしいですね。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay