昨年(2014年)に亡くなったチャーリー・ヘイデンの遺作である。
マイナーなレーベルで発売されたためか、入手まで時間がかかった。
これまでのヘイデンの活動、アルバムからすると、かなりの異色作である。
まず、メンバーが変わっている。そこに惹かれたのだが。
ロベン・フォード・・・説明不要なギタリストであるが、これまでヘイデンとの接点というと、リッキー・リー・ジョーンズの「Pop Pop」がある。
そしてラルフ・タウナーはギタリストではなく、シンセサイザーでの参加となる。
またジュリアン・プリスターはハービー・ハンコックとの共演者として有名だ。
この面子にチャーリー・ヘイデンというと、どんな音楽になるか興味深い。
実際、やはりというか現代風JAZZのアルバムであり、ホーンのアンサンブルなどヘイデン風だなぁと感じる部分も多い。
さて、Fusion的興味からすると、やはりロベン・フォードであろう。
全8曲中、7曲に参加しているので大活躍と言ってもいいであろう。
不思議なことに、ロベンっぽくないというか、ジョン・スコフィールドだよと言われても信じてしまいそうな音色、フレージングなのである。
そういう意味では、ロベンのJAZZプレイというと、こういう感じなのだなと思う。
しかし、ロベンがフィーチャーされる”23rd & Cherry”は面目躍如のブルース・プレイが聞ける。
全体的にはやはりチャーリー・ヘイデンとして異色作ではないだろうか。
とはいえ、リベレーション・アンサンブル・オーケストラやオーネット・コールマンとの諸作、サンボーンとの「アナザー・ハンド」をはじめ、ヘイデンのアルバムは異色作揃いではあるのだが。
それにしても改めてチャーリー・ヘイデンのベースは、ベースライン、フレージング、音色のどれをとっても独特で個性的である。
これで終わりとは残念なのではあるが、もっと多くアルバムを作ってほしかった。
# ヘイデンはベースラインを聴くだけでも楽しいんですよね。(TKO)
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Lyrical
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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