Tohpati「Tribal Dance」 Moonjune Records(MR064) 2014 - U.S.A.  


Tohpati(guitar), Jimmi Haslip(bass), Chad Wackerman(drums)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

インドネシアのフュージョン・グループ、サイマック・ダイアログのギタリスト、トパティのリーダー・アルバム。
LA録音で、ベースに元イエロー・ジャケッツのジミー・ハスリップ、ドラムスにフランク・ザッパ、アラン・ホールズワースとの共演で知られるチャド・ワッカーマンというパワー・トリオで演奏されている。

全曲トパティのオリジナルで、随所にエスニック風のサウンドエフェクトを散りばめ、テーマとなるメロディラインでもオリエンタル系のフレーズが聴かれるが、ギター・ソロになると意外なほどストレートなジャズ・ロック系フレーズを繰り出している。
音色は深いディストーションをかけた太いロック系サウンドから、ストラト系の透明感のあるフュージョン系の音まで幅広い。
アルバムの最後をしめているソロギター曲「Midnight Rain」ではジェフ・べックを連想させるようなギターを弾いている。

変拍子系も曲も多く、ワッカーマンのドラムスは全編を通して大活躍である。
その分、ハスリップはバックアップに徹しているという印象を受ける。

個性的な硬派のギターがタイトなリズム・セクションとともに存分に楽しめるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay