The Stanley Clarke Band「UP」MACK AVENUE RECORDS (MAC1083)  2014 - U.S.A.  

 

Stanley Clarke (ac-b,elb,vo),Natasha Agrama (vo),Mariela Arredondo (vo) , Gerry Brown (ds),

 Ronald Bruner, Jr. (ds) ,Lenny Castro (perc),Stewart Copeland (ds) ,Chick Corea (p),

 Phil Davis (key),Beka Gochiashvili (p) , Gary Grant (tp),Jimmy Herring (g) ,Jerry Hey (horn),

 Dan Higgins (ts, bs), Paul Jackson, Jr. (g) ,Nick Mancini (marimba),

 Andy Martin (tb), Mike Mitchell (ds),Greg Phillinganes (key) , Patrice Quinn (b-vo),

 John Robinson (ds), Ruslan Sirota (p,key),Jessica Vautor (vo) ,Joe Walsh (g),

 Kamasi Washington (sax) , Doug Webb (sax),Harlem String Quartet

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

近年のスタンリー・クラークって、ノッテいるのかもしれない。

自己のバンド(With 上原ひろみ)でグラミー賞を取ったのが象徴的としても、リーダー作もコンスタントに出しているし、Return To Foreverの再結成だとか、なにかと話題になる。

 

そして本作も自己バンド名義だが、かなり大勢のミュージシャンが参加し、バラエティに富んだ作品になっている。

そして何よりもスタンリー・クラークのこれまでの活動を俯瞰することのできる、過去との接点が随所に表れていて、ベテランFusionファンにはまたとない作品ではないかと思う。

 

1曲目“Pop Virgil”なんか、ほとんどジェームス・ブラウンのファンク!!・・・しかし、作曲はクラーク名義だけど、いいのかなぁ?と思うほど、JB雰囲気プンプンのノリノリのファンクが楽しめる。

 

”Brasillian Love Affair”は、最近亡くなったジョージ・デュークに捧げたものになっている。もちろん、クラーク,デューク・プロジェクトでこの両者の関係は深かったのだが、故人に捧げているのにしんみりとしあ雰囲気は皆無で、なんかあっけらかんと明るく楽しく・・が、きっとデュークにはそれがあっていたのであろう。

 

それと5,8,10曲目に点在する”Bass Folk Song”・・・これはスタンリー・クラークのこだわりなのではないだろうか。デビュー時にもこれらのタイトル曲を演奏していたが、その当時をリバイバル、原点回帰したのか・・・なにか現在のスタンリー・クラークも変わってないところがあるというのが嬉しいのだ。

 

そして極めつけは11曲目”School Days”であろう。スタンリー・クラークの代表曲であり、この曲を再演するということは、本作の軒並みならぬ意気込みが伝わってくる。

 

最後を締めくくるのは盟友Chick Coreaとの共演である。この>2人はReturn To Foreverからの縁ではあるが、どうしてもこの2人の共演には期待してしまう。

 

# スタンリー・クラークの過去と現在が交差しているような作品ですね。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay