Miroslav Vitous「Miroslav Vitous Group」ECM Records Gmbh(ECM 1185 374 3510)  1981/2014 - Germany - Reissue  

 

Miroslav Vitous(b),John Surman (ss,bs,b-cl),Kenny Kirkland(p),Jon Chrisensn(ds)

 
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ● ECM

 

ECMのこれまで未CD化だった作品が一挙に発売されたが、その中には代表作(?)と思われるものも含まれる。

 

本作「Miroslav Vitous Group」は、彼の代表作に数えても良いと考える。

ヴィトウスといえば、一般的にはジョン・マクラフリン、ジョー・ヘンダーソンと組んだ「Infinite Search」や、ジョー・ザヴィヌル、マクラフリンとの「Purple」(これも未CD化)が代表作に挙げられるかと思う。

 

しかし、ECMファンからは、「Miroslav Vitous Group」の人気が高いようだ。

ECMでは他に「First Meeting」「Journey's End」とグループ作品があるのだが、それよりも本作が支持されている。

 

それはこの1曲“Sleeping Beauty”の美しい演奏にみんなやられてしまうからではないか。

ケニー・カークランドのあまりにも美しいピアノプレイ。カークランドはウィントン・マルサリスやスティングとの共演があるが、こんなにも美しいピアノを弾く人だとは、聞くと大抵は驚いてしまう。

 

そしてジョン・サーマンのサックスがすすり泣くようで哀愁が漂う。サーマンもヨーロッパFree Jazzを代表する一人だが、ECMではこのような美しいプレイを聞かせてくれる。

 

この2人があまりに素晴らしい“Sleeping Beauty”があるからこそ、「Miroslav Vitous Group」は名盤となり得ている。(もちろん、ヴィトウス、クリセテンセンのサポートもあってこそ。)

そう書くとヴィトウスが活躍して無いのに・・?と思うであろうが、ここは結果良ければ・・の世界である。

 

全体的には、ECMらしいというか、少し前衛がかったインタープレイが楽しめる作品である。

 

#  ようやくのCD化。本当になんで今まで・・・再発されて良かった。 (TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay