Jaco Pastorius「Modern American Music…Period! The Criteria Sessions」OMUNIVORE  RECORDINGS(PVCD-84)2014 - U.S.A.  

 

Jaco Pastorius(b),Bob Economou(ds),Alex Darqui(p,key),Othello Molineaux(steel drums),

Sir Cedrik Lucious(steel drums),Don Alias(perc)

 

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
 
R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR  
 
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
 
○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系 
 
○ブルース系          ○ロック系      
 

ここ最近だが、いきなりジャコ・パストリアスの未発表CDが2枚も発売された。

しかも、本作はデビュー間もないジャコのデモ・セッションである。

(デビューをジャコ初吹き込み1974年ポール・ブレイとのセッションと考えた場合ですが。)

本作吹き込みが1974年、WeatherReport”Black Market”が1976年なので、まさにウェザー以前。

音質も抜群に良く、なんでこれが今まで出てこなかったのかと思ってしまう。

 

1St ソロの「Jaco Pastorius」で衝撃を与えた”Donna Lee”のデモ・・・と考えると考え深い。

なんせ、オリジナルはパーカッション付だったが、本作は完全なベースソロだ。

演奏としては完成していて、オリジナルと遜色ないし、この時点で十分すごかったのだ。

 

そしてWeather Reportでも1977年の名盤「Heavy Weather」に収録された"Hanova"

このデモバージョンも興味深く、ベース、エレピ、ドラムの演奏で、曲自体は完成している。

ただ、Saxはいないし、シンセサイザーもなく、さすがにこれはデモらしいデモ演奏だ。

でも、あの曲の元がこれだ・・・を聴けるなんて、なんて幸せなのだろう。

 

そしてメドレーで演奏されるは、ちょい速の”Continiuum”は、"Hanova"の後に繋げるにはちょっと無理のある早めの演奏。

最初はこのテンポを想定していたのだろうか。でも、こちらは未完成・・・なので、これはこれで興味深い。

 

そして単独での”Continiuum”も収録されるが、こっちもまだ未完成。

完成にいたるまでここから2年かかるわけだが、ベースが暴れていてこれはこれで面白い演奏だ。

 

中にはアヴァンギャルドな曲や、このデモ段階で終わった曲もあるようだが、これも一度はファンなら耳にしておいても良いかもしれない。

 

#  天才ジャコ誕生前夜とでもいうか、素晴らしく面白いデモ演奏です。 (TKO)
 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay