Santana & John McLaughlin 「Invitation to Illumination: Live at Montreux 2011 」 Eagle Vision(EBV334579) 2012 - U.S.A.  


Santana(guitar), John McLaughlin(guitar), Cindy Blackman Santana(drums), Dennis Chambers(drums), David K.Mathiews(kb), Tommy Anthony(g, vocals), Paul Pekou(perc), Ethienne M'Bappe(bass), Benny Rietveld(bass), Tony Lidsay(vocals), Andy Vargas(vocals), Claude Nobs(MC,harmonica)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ジャズロック系

サンタナとジョン・マクラフリンとの2011年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで行われた再演ライブの映像作品である。
DVD版BD版 がそれぞれリリースされている。

サンタナとジョン・マクラフリンと言えば1972年の共演作「Love Devotion Surrender 」があるが、今回のライブでもその作品から4曲が演奏されている。 バックはデニチェンで、サンタナ夫人のシンディ・ブラックマンのツインドラムスにパーカッションが加わるという編成で、ベースはザヴィヌル・シンジケートにいたエティエンヌ・ムバッペとマイルス・バンドにいたベニー・リートヴェルドが曲により入れ替わりで弾いている。

序盤はボブ・ディランの「A Hard Rain's A Gonna Fal」やツェッペリンの「Stairway To Heaven」がメドレーで演奏されるなど意外な選曲が飛び出すが、音数が多すぎることもあってあまり整理されておらずいかにもジャムセッションと言ったような散漫は印象を受ける。

サウンドが締まるのはトニー・ウィリアムスへのトリビュートとして演奏されたマクラフリン、ブラックマン、リートヴェルド、オルガンのマシューズによるライフタイムの2曲だ。

サンタナとマクラフリンのアコースティック・ギターでのデュオで演奏される「Naima」、「Lotus Land」もなかなかよい。
(と言ってもサンタナはソリッド・ボディのエレアコだが)

終盤になると大人数での演奏もかなりタイトになってき、ムバッペのベースとデニチェン、ブラックマンのリズム隊のドライブ感が増してきて、マイルスのレパートリーである「Black Satin」はなかなかの聴きものである。

またこの作品は昨年亡くなったモントルー・ジャズフェスの創始者、クロード・ノブが冒頭の長めのメンバー紹介のMCとアンコールの最後でのハーモニカの飛び入り演奏でフィーチャーされている。 、 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay