サンタナとジョン・マクラフリンとの2011年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで行われた再演ライブの映像作品である。
DVD版
とBD版
がそれぞれリリースされている。
サンタナとジョン・マクラフリンと言えば1972年の共演作「Love Devotion Surrender 」があるが、今回のライブでもその作品から4曲が演奏されている。
バックはデニチェンで、サンタナ夫人のシンディ・ブラックマンのツインドラムスにパーカッションが加わるという編成で、ベースはザヴィヌル・シンジケートにいたエティエンヌ・ムバッペとマイルス・バンドにいたベニー・リートヴェルドが曲により入れ替わりで弾いている。
序盤はボブ・ディランの「A Hard Rain's A Gonna Fal」やツェッペリンの「Stairway To Heaven」がメドレーで演奏されるなど意外な選曲が飛び出すが、音数が多すぎることもあってあまり整理されておらずいかにもジャムセッションと言ったような散漫は印象を受ける。
サウンドが締まるのはトニー・ウィリアムスへのトリビュートとして演奏されたマクラフリン、ブラックマン、リートヴェルド、オルガンのマシューズによるライフタイムの2曲だ。
サンタナとマクラフリンのアコースティック・ギターでのデュオで演奏される「Naima」、「Lotus Land」もなかなかよい。
(と言ってもサンタナはソリッド・ボディのエレアコだが)
終盤になると大人数での演奏もかなりタイトになってき、ムバッペのベースとデニチェン、ブラックマンのリズム隊のドライブ感が増してきて、マイルスのレパートリーである「Black Satin」はなかなかの聴きものである。
またこの作品は昨年亡くなったモントルー・ジャズフェスの創始者、クロード・ノブが冒頭の長めのメンバー紹介のMCとアンコールの最後でのハーモニカの飛び入り演奏でフィーチャーされている。
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(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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