John Tropea「Gotcha Rhythm Right Here!」 日本コロムピア(COCB-54119) 2014 - Japan  


John Tropea(guitar), Will Lee(bass), Neil Jason(bass), Lew Soloff(tp). Randy Brecker(tp). Steve Gadd.(drums), Keith Carlock(drums), Chris Palmeiro(kb), Lou Marini (sax),Dave Mann(sax), Bob Mallack(sax), Roger Rosenberg(sax),Cliff Almond(drums), Shawn Pelton(drums) etc.
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●NY系

ジョン・トロペイと言えば古くはデオダートの「ツァラトゥストラはかく語りき」のカバーのヒットでのギターソロで一躍シーンの脚光を浴び70年代に3枚のアルバムを立て続けにリリースしてから、このアルバムで通算11枚目のリーダー・アルバムとなる。

1曲目のパルメイロのオルガンとのデュオからかなりファンキーである。
トロペイのギターのソロもかなり気合いが入っていてカッコいい。

2曲目のレオン・ペンダーヴィスの手による「Black Eyed G's」はサタデイ・ナイト・ライブ・バンドのテーマに使われていた曲で切れ味のいい5管編成のホーンがぐいぐいくるアレンジになっている。
アルバム全体を通してホーン・セクションが多用され、曲ごとに入れ替わるリズム陣のノリもグルーヴ感満点で、最高である。

3曲目以降は全てトロペイのオリジナルで「NY Cats Direct」に収録されていた「NYC Direct」が再演されている以外はすべて新曲で占められている。
ただ新曲といっても全体の雰囲気は70年代から80年代にかけてのフュージョン全盛期を彷彿とさせるようなサウンドが満載で、フュージョン・ファンにはたまらないアルバムだ。

今までトロペイのベストアルバムは「To Touch You Again」だと思っていたが、このアルバムはそれをも上回るような出来である。
オールド・フュージョン・ファンにはかなりお薦めのアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay