ジョン・トロペイと言えば古くはデオダートの「ツァラトゥストラはかく語りき」のカバーのヒットでのギターソロで一躍シーンの脚光を浴び70年代に3枚のアルバムを立て続けにリリースしてから、このアルバムで通算11枚目のリーダー・アルバムとなる。
1曲目のパルメイロのオルガンとのデュオからかなりファンキーである。
トロペイのギターのソロもかなり気合いが入っていてカッコいい。
2曲目のレオン・ペンダーヴィスの手による「Black Eyed G's」はサタデイ・ナイト・ライブ・バンドのテーマに使われていた曲で切れ味のいい5管編成のホーンがぐいぐいくるアレンジになっている。
アルバム全体を通してホーン・セクションが多用され、曲ごとに入れ替わるリズム陣のノリもグルーヴ感満点で、最高である。
3曲目以降は全てトロペイのオリジナルで「NY Cats Direct」に収録されていた「NYC Direct」が再演されている以外はすべて新曲で占められている。
ただ新曲といっても全体の雰囲気は70年代から80年代にかけてのフュージョン全盛期を彷彿とさせるようなサウンドが満載で、フュージョン・ファンにはたまらないアルバムだ。
今までトロペイのベストアルバムは「To Touch You Again」だと思っていたが、このアルバムはそれをも上回るような出来である。
オールド・フュージョン・ファンにはかなりお薦めのアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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