中京地区から関西にかけてライブ活動を続けるツイン・ギターをフィーチャーしたコアなジャズ・ロック系ユニットの7枚目のアルバムである。過去のアルバムからこのアルバムまで全てがライブ・アルバムというのにこのユニットのこだわりを感じる。
2013年8月神戸のライブハウス「ビッグ・アップル」でのライブ録音なのだが、最初に音を聴いて感じるのはインディーズ系のライブ録音とは思えないほどの音質とバランスの良さでそれだけで気持ちよく音に惹きこまれていく。
清野の透明感を持ったジャズ色の強いギターと武藤のアバンギャルドなメタル系のギターのコントラストがこのバンドの特徴だが、それがもっともよくわかるのが、3曲目の「Silver Tortoise」だろう、カート・ローゼンウィンクルを連想させるような清野のギターをフィーチャーした4ビートのトリオから始まり、後半武藤のギターに引き継がれるとリズム隊もそれにつれて暴れだすサウンドはかなり強力である。
また「Dragon」は依然のアルバムからの再演曲だが、従来よりもファンキー度を増しているのも新鮮だ。
同じく過去のアルバムの再演となる「Killer Hornet」ではこのユニットならではの変拍子系のコアなジャズ・ロックを完成度の高い演奏で聴かせていて、このアルバムを今までの集大成と位置づけているのも納得の内容である。
ライブにおいて本領を発揮するユニットなので、このCDのサウンドが気になった人はぜひ一度ライブに足を運んでみるべきだろう。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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