Bobby Hutcherson「Enjoy The View」BlueNote Records(0602537654482)  2014 - U.S.A.  

 

Bobby Hutcherson(vib),David Sanborn(as),Joey DeFrancesco (org), Billy Hart (ds)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

デヴィッド・サンボーンがJazzを演ってくれたら・・・という声は昔からよくあった。

そして、それらしいJazzアルバムも、「ある」ことにはあった。

しかし、今回は本格的・・・・なんといっても老舗Jazzレーベルのブルーノートである。

また、共演はボビー・ハッチャーソン・・・・もう、Jazzとしては文句なしと言ったところだろう。

 

本来、このアルバムはボビー・ハッチャーソンが37年ぶりにブルーノートでリリースするリーダー・アルバムである。

しかし、1曲目は・・・いやいや、なんともサンボーンのアルバムかと思うほど、サンボーン節全開である。

1曲目と4曲目はサンボーンの曲で、自分のリーダー作に入れても良いのではないかという出来である。

それだけでなく、他の曲でもサンボーン色がよく出ていて、サンボーンのリーダー作に比肩する。

 

それにしてもサンボーンは改めて4ビートをやってもサンボーンなのだなと思う。

前作ボブ・ジェームスとのJazzアルバムでもそうだが、4ビートをもろともしないで、サンボーンらしさを表現できるのであるから脱帽だ。

 

そしてハッチャーソンのヴィブラフォンもなかなか味がある。ヴィブラフォンといえば、サンボーンはマイク・マイニエリと数多く共演しているが、ハッチャーソンはマイニエリとはタイプが違うし、その違いがよく出ている。

逆にハッチャーソンから見て、今まで共演してきたAlto Sax奏者というのは、ジャッキー・マクリーン、エリック・ドルフィーとひと癖もふた癖もある手合い達だ。サンボーンだって、ハッチャーソンからすればある種のクセモノには違いなく、しかし違和感無く音楽に溶け込んでいるというのは流石に思う。

 

また本作の編成はベースレスで、ベースラインも受け持つオルガンのジョーイ・デフランセスコの活躍も著しい。

この編成だとオルガンがサウンドの要となり、位置づけは「ソウルJazz」なのだろう。

でも、実際はサンボーンの個性が強く、4ビートではあってもFusionアルバムだなと感じてしまう。

 

# やはりサンボーン・ファンはマストな作品に思います。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay