デヴィッド・サンボーンがJazzを演ってくれたら・・・という声は昔からよくあった。
そして、それらしいJazzアルバムも、「ある」ことにはあった。
しかし、今回は本格的・・・・なんといっても老舗Jazzレーベルのブルーノートである。
また、共演はボビー・ハッチャーソン・・・・もう、Jazzとしては文句なしと言ったところだろう。
本来、このアルバムはボビー・ハッチャーソンが37年ぶりにブルーノートでリリースするリーダー・アルバムである。
しかし、1曲目は・・・いやいや、なんともサンボーンのアルバムかと思うほど、サンボーン節全開である。
1曲目と4曲目はサンボーンの曲で、自分のリーダー作に入れても良いのではないかという出来である。
それだけでなく、他の曲でもサンボーン色がよく出ていて、サンボーンのリーダー作に比肩する。
それにしてもサンボーンは改めて4ビートをやってもサンボーンなのだなと思う。
前作ボブ・ジェームスとのJazzアルバムでもそうだが、4ビートをもろともしないで、サンボーンらしさを表現できるのであるから脱帽だ。
そしてハッチャーソンのヴィブラフォンもなかなか味がある。ヴィブラフォンといえば、サンボーンはマイク・マイニエリと数多く共演しているが、ハッチャーソンはマイニエリとはタイプが違うし、その違いがよく出ている。
逆にハッチャーソンから見て、今まで共演してきたAlto Sax奏者というのは、ジャッキー・マクリーン、エリック・ドルフィーとひと癖もふた癖もある手合い達だ。サンボーンだって、ハッチャーソンからすればある種のクセモノには違いなく、しかし違和感無く音楽に溶け込んでいるというのは流石に思う。
また本作の編成はベースレスで、ベースラインも受け持つオルガンのジョーイ・デフランセスコの活躍も著しい。
この編成だとオルガンがサウンドの要となり、位置づけは「ソウルJazz」なのだろう。
でも、実際はサンボーンの個性が強く、4ビートではあってもFusionアルバムだなと感じてしまう。
# やはりサンボーン・ファンはマストな作品に思います。(TKO)
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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