Chuck Loeb 「Silhouette」 Shanachie(5409) 2013 - U.S.A.  


Chuck Loeb(g), Nathan East(bass), Peter Erskine(drums), Mitchel Forman(kb), David Charles(perc), Will Lee(bass), Steve Gadd(drums), Oli Rockberger(kb), Giulio Carmass(tp), Pat Bianchi(organ), Wolfgang Haffner(drums), Andy Snitzer(sax), Moises P.Sanchez(piano), Tono Miguel(a.bass), Yuvisney Aguilar(perc), Jose San Martin(drums), Carmen Cuesta(vocal), Lizzy Loeb(vocal), Christina Loeb(ukelele) David Mann(sax), Eric Marienthal(sax)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

2010年からフォープレイの3代目ギタリストとして活躍しているチャック・ローブの最新スタジオ録音盤である。

アルバムの半分を占める1曲目から5曲目まではそのフォープレイのベーシスト、ネイザン・イースト、メトロ以来の長年の盟友ミッチェル・フォアマン、ドラムスにピーター・アースキンらをコアにしたメンバーで演奏されているのだが、そのサウンドはもろにフォープレイのような雰囲気だ。
デビッド・マンやマリエンサルのサックス・プレイヤーをゲストとして迎えているものの、フォープレイの新譜だと言われて聴かされたらあっさり納得してしまうだろう。
全曲チャック・ローブのオリジナル曲なのだが、まるでボブ・ジェームスが書いたんじゃないかと思えるような曲調が並んでいる。

6曲目ではウィル・リーXガッドのリズムセクションでハネ系のNYっぽいサウンドが1曲だけ聴ける。

7曲目でバンド構成を替えて4ビートサウンドでギアチェンジした後の8−10曲目は夫人のカーメン・クエスタのヴォーカルでラテン・サウンド、娘のリジー・ローブのヴォーカルとのデュオ、同じく娘のクリスティーナ・ローブのウクレレとのデュオという家族総出演で締めくくっている。

と、セクションごとにかなり雰囲気が変わるアルバムではあるが、長年スムース界で活躍してきたチャック・ローブだけにどの曲でも極上のサウンドを聴かせてくれている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay