日本でも有名なノースシーJAZZフェスティバルの1985年のライブアルバム。
ここではマイルス・ディビスが自己のバンドで演奏を行ったらしい。
この当時のマイルスを紐解くと、1985年は日本にはライブ・アンダー・ザ・スカイ
に出演している。
アルバムでは「Your Under Urrest」と「TUTU」の間にあたり、マイルスがレコーディングメンバーでツアーを行った最期になる。
「TUTU」以後はレコーディングとツアーでメンバーが異なる、いわゆる“ねじれ”が最後まで続いたことも含めると、この頃のライブは結構感慨深いものがある。
このCDの内容は今までブートレグで出ていたものなので、マニアにするといまさら感はあるかもしれないが、やはり正式CDでのリリースされた本作を大いに喜びたい。
ただ、音質は元々放送用録音ということで悪くは無いのだが、ミックスがきちんとされているとは言いがたく、バランスにやや難ありといったところだ。
ドラム、ベースがやや前に出ていて、トランペット、サックスが後ろ気味なのはいかがなものかと思うが、聞いているうちに慣れるので、些細なことかもしれないけど。
この頃のマイルスはギターが重要で、スコフィールドが変態フレーズ、アウトだのと言われていたのが懐かしい。
いつしかスコフィールドからはそのような冠は取れてしまったが、そのスコフィールドのうねうねしたフレーズが楽しめるのも、この頃ならではだ。
またボブ・バーグも非常に元気なサックスが聴ける。
今はもう聞くことの出来ないバーグのテナーだが、この時はノリ一杯で精一杯ブロウしているのが懐かしい。
それと、ヴィンセント・ウィルバーンJRのドラムが元気一杯。
このCDではドラムが前に出ているせいか、ドラムがやたらはっきり聞こえる。
ちょっと気を抜いて聞いていると、アル・フォスターだったか?と勘違いするくらい。
ウィルバーンのドラムは軽めと思っていたのだが、意外にヘヴィーに聞えたのには驚いた。
そして御大マイルス・・・ひと吹きでマイルスの世界にいざなってしまう。
いまだにこれだけの存在感のあるトランペット・・・いや、その他の楽器含めて、こんなカリスマは現れていない。
また同演奏はDVDでも楽しめる。
それとCD>には入ってない2曲はこの時のライブの同じもの。
時間の都合かもしれないが、できればこれらの曲もCDで聞きたかった。
# 当時のマイルス音源をいろいろ聴いてますが、はずれなしですね。 (TKO)
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Slow
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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