杉本喜代志「One More」コロンビア・レコード (COCB-54064)  1980/2013Reissue - Japan  

 

杉本喜代志 (g),Marcus Miller(b),Omar Hakim(ds),

Warren Burnhardt(p,el-p),大野俊三 (tp)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ         JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

渡辺香津美のツアーで来日したマーカス・ミラー、オマー・ハキム・・・・このメンツが参加した日本人アルバムが残されていたなんて驚きです。

マーカス・ミラー、オマー・ハキムというリズムセクションもさることながら、更にウォーレン・バンハートもだなんて、なんて豪華なことか。

 

リーダー杉本喜代志は、Jazzギタリストとして有名ですが、本作のようなFusionアルバムを出していたというのも意外でした。

 

実際、このサウンド、雰囲気は渡辺香津美「To Chi Ka」に激似ではないでしょうか。

もちろん、ギターサウンドは違うし、編成もなにもかも違うところばかりなのですが、マーカス・ミラーのスラップが生み出すGrooveが差異だらけの「To Chi Ka」と本作の距離を縮めます。

もし、あちらが表ならば、こちらは裏と言い切ってしまいたくなります。

 

また、杉本のギター・プレイはJazzギターサウンドながら、これが心地よく歌っていて、バックのFusionサウンドに上手くマッチしています。

 

それともう一人参加している日本人、大野俊三のトランペットも聞き物です。

特にトランペットにミュートをかけて、繊細なフレーズ・・・。

まさかとは思いますが、仮想マイルス・デイビスでは?・・・ということは無いのでしょうが。

でも、当時マイルスは引退中・・・・マーカスは大野のミュート・トランペットを聞きながら、近い将来マイルスと共演することになるなんて考えたか否か。

 

それにしても本作が今回初CD化だなんて、今まで何故出なかったのでしょうか。

こんなに素晴らしいアルバムなのに・・・もったいない。

いや、逆に実はこんな凄いアルバムが、今聴けるようになったことに感謝したいです。

 

# サイドメンも凄いですが、リーダー杉本のギターがやはり素晴らしいアルバムです。 (TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay