ロベン・フォードの最新スタジオ録音盤はロベンのヴォーカルを中心としたブルースものである。
ただ一言でブルースといってもロベンの甘い歌声と洗練されたフレージングのブルース・ギターはそれだけでかなり現代的なカラーがある。
そして今作のロベンは歌もギターもいい感じで力が抜けていて、それが一層モダンな印象を強めている。
ギターは派手なフレーズがあるわけではないのだが、スケール、フレーズの選択がツボを押さえていて、素晴らしく、調性感のインとアウトの間を微妙なところで行き来するセンスが心地よい。
その上に今作ではオルガンのラリー・ゴールディングスが加わることによってファンキーかつジャジーな味が強まり、バックではハーヴィー・メイソンがルースなリズムで気だるくブルージーかつファンキーな雰囲気を演出している。
また時折入るトロンボーンの音は昔のクルセイダーズのようなサウンドを想起させてくれる。
40年以上のキャリアの中で数多くのリーダー・アルバム、参加作品のあるロベンだが、このアルバムはトップクラスの1枚といっていいと思う。
個人的には最近のへヴィー・ローテーション・アルバムだ。渋くてカッコいい。(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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