LAスタジオ・シーンにて長年活躍するギタリスト、ジェフ・リッチマンの最新リーダー作。
ほぼ全曲を元イエロージャケットのジミー・ハスリップとジェフ・ローバーのジェフ・ローバー・フュージョンのコンビ、そしてドラムスにスティーブ・ガッドで固めたタイトなバンドサウンドになっている。
1曲だけラジオ・ヒットを狙ったようなポップなスティーヴィー・ワンダーのカバー「That Girl」があるが、あとはいぶし銀のような曲が並んでいる。
ハズリップのベースがブリブリとリズムを刻み、メカニカルなテーマの1曲目「Hell If I Know」、そしてハスリップのベース、ガッドのドラムスにローバーのオルガンが絡み合ってアルバムの中で最もグルーヴ感が強くて、テーマのフレーズのノリもよい「The Last Notch」の2曲が個人的にはベスト・トラックだ。
「The Last Notch」のエンディングはガッドのドラムスだけをバックにリッチマンがギターソロを弾いているところでフェイドアウトされてしまうのだが、ここがかなりカッコよくてもっと引張ってほしいと思ってしまう。
またJeff Lorber Fusionの最新作「Hacienda」でも感じたことだが、イエロージェケッツ脱退後のハスリップは今までたまっていたものを一気に発散させるかのように弾きまくっているのが印象的だ。
全体としては地味な部類に入るサウンドだが、ベテラン実力派ミュージシャン達による渋いのだけれどもその底力を感じさせるようなところが垣間見えるようなアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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