アレン・ヴィズッティというトランペッターの名前はあまり馴染みが無く、JAZZ/FUSIONでいうとチック・コリア「Touchstone」「Tap Step」に参加しているのが目立つくらいだが、楽器をやる人には結構名前が知られているらしい。
でも、最近はトランペットFusionが少ない・・・なので、この新譜はつい期待したが、その期待を上回り、これがなかなかど真ん中のFusion作品だ。
トランペットFusionに特有の甘いトーンだけでなく、鋭いフレーズや速いパッセージと、テクニックも抜群。
技巧の凄さもさることながら、このトランペットの歌心も素晴らしく、インプロヴィゼーションも起伏に富み、トランペットのメロディだけ聴いていても飽きないのだ。
チック・コリアはたった1曲しか参加してないので、コリア目当ての人は少し当てが外れた感もあるが、この1曲がなかなか素晴らしい。
チックはアコースティック・ピアノのみの演奏で、そしてサイドメンに徹しているというのは昨今では珍しいこと。
その虚心坦懐なピアノ演奏には、それがいつものチックっぽさが薄らいでは居ても、サイドメンになるとこうなのだという意味ではなかなか面白い。
またスタンリー・クラークもウッドベースで1曲のみの参加。(チックとは別の曲)
こちらは4ビート演奏なので、スタンリーでなくとも・・・というのが正直なところ。
ただ、ベースソロの高音部など、ここはやはりスタンリーらしいというか・・・あの大きな手で演奏しているのが目に浮かぶようだ。
全体的にはやはり久々にFUSIONらしいFUSIONアルバムだ。
フレディ亡き今、他トランペッターもJAZZに走りがち・・・なので、とても貴重で、かつすごく嬉しい作品だ。
# まっとうなFUSIONアルバムで、トランペットというのが良いですね。(TKO)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Slow
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Speedy
|
Light
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Heavy
|
Mellow
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Hard
|
Lyrical
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Cool
|
Melodious
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Out of melody/code
|
Conservative
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Progresseve/Tricky
|
Ensemble
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Interplay
|
|