Enigmatic Drive 「Variation」 Vega Music Entertainment(VGDOPL0011) 2012 - Japan  


六角屋雄介(sax/EWI/vo), 國田大輔(guitar), 矢吹卓(kb), 二家本恭介(bass), 田中栄二(drums)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●プログレ系

バークリー同期のサックス奏者、六角屋雄介とギタリスト、國田大輔を中心に2004年に結成されたジャズ・フュージョン・ユニットの2枚目のアルバム。

ジャズ・フュージョン系のサウンドを基本にしながらもクラシカルな雰囲気、プログレ、メタル、ヒップ・ホップそしてスムースジャズの要素までも取り込んでいる。

クラシカルなオープニングに続く2曲目のおそらくは彼らのテーマ曲とも思われる「Enigmatic Drive - Theme」などはエッジの効いたディストーション・ギターが引っ張ってプログレっぽいシンセ・サウンドがかぶさり、ドリーム・シアターあたりを連想させるようなサウンドである。
アルバムの中盤まではヒップ・ホップの要素なども使いながら、変拍子も交えコアなサウンドが怒涛のように続いていく。
曲によっては一時期のクリムゾンを連想させたりもする。

かと思うとアルバム終盤に甘いサックスでメロディアスにテーマが奏でられこのだけ聴いたらスムース系のバンドかと思わせるような曲が2曲演奏されているのもおもしろい。

ごった煮のようないろいろなサウンドをモチーフに使いながらも、アルバムを通してバンドとしてのカラーは一貫したものを感じる。
そしてメンバー個々の高度な演奏技術が、そのサウンドを支えている。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay