Oz Noy 「Twisted Blues Volume 1」 Abstract Logix(ABLX032) 2012 - U.S.A.  


Oz Noy(guitar), Will Lee(bass) Vinnie Colaiuta(drums), Anton Fig(drums), Eric Johnson(guitar), Chris Layton(drums), John Medeski(organ), Ralph MacDonald(perc), Allen Toussaint(piano), Reese Wynans(organ), Jerry Z.(kb), Roscoe Beck(bass)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ジャム系

ニューヨークを拠点に活動するギタリスト、オズ・ノイの最新作。
基本はベース、ドラムスにオルガンが加わるカルテット編成で、曲によってリズム陣が入れ替わっていく。

8ビート主体のリズムが中心で、2曲でジョン・メデスキのオルガンで加わっているのでジャム系っぽい印象を受けるが、それとともに全9曲中4曲をしめるウィル・リーXヴィニー・カリウタのリズム隊はもっとオールド・スクールなノリも感じさせ、曲によっては歌のない24丁目バンドみたいだと思ってしまうようなところもあるのがおもしろい。

オズ・ノイのギターは乾いたストラトの切れ味のいい音色がトレード・マークだが、今回はカッティングでは持ち前のドライな切れ味を残しながらも、「ブルース」をテーマにするだけあって、ディストーションを効かせた音色でロベン・フォードが弾きそうなブルース・ロックよりのフレーズを繰り出したりと従来よりも粘っこい味を出している。

アルバムを通して新しいサウンドと古いサウンドが入り乱れ、ユニークで勢いのある音を聴くことができる。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay