Return To Forever 「The Mothership Returns」 Eagle Rock/Verita Note(VQCD10305) 2012 - Japan  


Chick Corea(kb), Lenny White(drums), Frank Gambale(Guitar), Stanley Clarke(Bass), Jean Luc Ponty(violin)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

昨年、来日公演のあったReturn To Foreverのメンバーでのライブアルバムです。
編成は、ギターはオリジナルのアル・ディメオラに代わってフランク・ギャンバレが入り、またヴァイオリンにジャン・リュック・ポンティが加わるという拡大版です。

サウンドは昨年のライブと一緒で、ここでも非常にレヴェルの高い演奏が聴けます。
特にあのライブで印象深かったアランフェスからスペインになる部分は是非ともCDで聞きたかったので感無量です。

また前作「Returns」と違い、ソロパートの曲を無くす代わりに、1曲の演奏時間が長いのも特徴でしょう。
好みにもよるでしょうが、RTFならばソロよりもバンド演奏の長いほうが嬉しいかもしれないです。

昨年のライブが非常に良かったので、きっとライブCDが出るだろうと予測はしていましたが、やはりCDで出てくれて家で聴くと格別ですね。

なお、輸入盤のDVDはまだあったのかという、時代遅れのリージョン付きで、通常DVD機では見ることができませんのでご注意を。

# やはりRTFはリユニオンでもいいですねぇ。 (TKO)




チック・コリア率いるリターン・トゥ・フォーエヴァーの2枚組ライブ盤が登場した。昨年秋に第4期RTFと銘打って来日したジャン・リュック・ポンティのヴァイオリンを加えたラインアップである。
チックまた来たかと言うようなお決まりのライブ盤のリリースでもある。

来日公演を見た時も感じたのだが、このライブ盤CDを聴いてもジャン・リュック・ポンティのヴァイオリンが、まるで昔からRFTにいたかのようにしっくりとフィットしている。メンバー構成としてはディメオラがいた第2期のギタリストをギャンバレに変え、ポンティを加えたような編成なのだが、この人選がなかなかはまっている。

あまり器用とは言えないディメオラよりもバッキングでも幅のある演奏ができるギャンバレのほうがバンドに合っているし、チックの書くメロディー・ラインにはヴァイオリンの音色がよくマッチするように思える。

CD2枚目の「The Romantic Wattior」,「Spain」,「School Days」,「Beyond The Seventh Galaxy」と怒涛のごとく続くヒット・メドレーは理屈抜きに楽しめる。

ボーナス・ディスクとして付いてくるDVDにはモントルーでの「After The Cosmic Rain」,「The Romantic Warrior」の演奏(この2曲だけで40分近くある)とメンバーが演奏曲目について語りながら収録全曲のライブ映像の抜粋が1時間強にもわたってたっぷりと収録されている。
会話の内容もなかなか興味深くて楽しめる内容だ。
アメリカ盤 に付いてくるDVDはリージョン1で日本向けのDVDプレイヤーでは再生できないので、DVDを見たい人は日本盤の入手が必要である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay